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最新の画像生成AI「FLUX1.1 [pro]」違いは? Midjourney、DALL-E、Imagen 3、Stable Image Ultraと比較

2024年10月18日 17時00分更新

 BlackForestLabs(以下BFL)は10月2日、同社の画像生成AIモデル「FLUX」シリーズの最新版となる「FLUX1.1 [pro]」を発表した。

 これにより、現在BFLが提供するモデルはこれまでのフラッグシップモデル「FLUX.1 [pro]」、非営利目的のオープンウェイトモデル「FLUX.1 [dev]」、最速・最軽量モデルの「FLUX.1 [schnell]」の3モデルに、今回発表されたFLUX1.1 [pro]が加わり、全4モデル展開となった。

 FLUX1.1 [pro]は従来のフラッグシップモデルFLUX.1 [pro]と比較して6倍の生成速度を実現しながら、画質や指示への忠実性、多様性も向上させているという。

 この記事では同じプロンプトで画像を生成することによってFLUX1.1 [pro]と他のモデルの比較をしていく。

 ここでひとつ問題がある。FLUXシリーズはモデルによって利用方法が微妙に異なるところだ。

FLUX.1 [schnell] FLUX.1 [dev] FLUX.1 [pro] FLUX.1.1 [pro]
モデル提供(ローカルで動作可)
API提供
商用利用 要相談

 表でもわかるように、今回発表されたFLUX1.1 [pro]およびFLUX.1 [pro]モデルはローカルにダウンロードしての利用は不可能だ。

Freepikに登録

 そこで今回はFLUX1.1 [pro]を利用できる提携サービスのひとつ「Freepik」の「AI Image generator」を利用する。

 Freepikには無料プランも用意されているが、FLUX1.1 [pro]を利用するには最低でも月額1300円(年払いなら40%オフ)のEssentialプランに加入する必要がある。

 Freepikでの画像生成はクレジット制になっており、Essentialプランは月に1万8000クレジットぶんの画像生成が可能になる。FLUX1.1 [pro]での画像生成は1枚につき120クレジットを消費するため、1ヵ月に58枚の画像を生成することが可能だ。かなり少ないように感じるが、最新ではないモデルを選べば1000枚を超える画像を生成できる。

 アカウントを作成してログインしたところ。左側に操作パネル、右側に生成した画像が表示される。

 今回はFreepikを利用したが、現在他にもtogether.aifal.aiReplicateでFLUX1.1 [pro]を使うことができる。

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