新世代RAPID VAパネルで実現
3万円前半でいいんですか?280Hz、GTG0.5msの27インチはコスパ良すぎ!湾曲ゲーミングディスプレー「MAG 276CXF」は残像感ほぼなし
ヌルヌル動くスクロールで残像感ほぼなし
さっそくデスクに設置してみたが、スタンドの組み立てがツールレスで行えるのでとても簡単。重量も3.95kgと軽くて取り回ししやすく、その上電源内蔵なのでコンセント周りもスッキリ設置できる。横幅は約611mmで80cmのデスク幅なら余裕で、奥行きもスタンドが約250mmとそれほど取らないので、かなり設置しやすいはずだ。
ただ、調整機構はチルトの-5°~20°しかないため、設置後に微調整というのはしづらい。もし設置角度にこだわるのであればVESA100対応のディスプレーアームと組み合わせるといい。
280Hz駆動の実力を見るべく、「blur busters」のサイトにある「UFO Motion Tests」を実行したが、UFOがヌルヌル動く感じで残像感はほぼない。その滑らかさはRAPID IPSを上回り、OLEDレベルに近い感じだ。
もちろん、フルスペックレートで楽しむためには280fpsを実現できるゲームやグラボの性能にも左右されるわけだが、たとえフレームレートが下がっても残像感がなく動きをはっきりと追えるはずだ。
PS5にも接続してプレイしてみたが、もちろん120Hz駆動のゲームに対応。HDRにも対応しているので、グランツーリスモ7のような逆光の演出のあるゲームでは、リアル感のあるプレイが楽しめた。
湾曲ディスプレーということで、包みこまれる感覚だが、27インチだとかなり画面に近づかないと没入感は得られない。むしろ、湾曲率1500Rは目の動きと同じなので、視線を動かしても画面との距離がほぼ一定に保てる。焦点を合わせやすく、その分眼も疲れにくくなるメリットがある。
3万円台前半で買える高コスパディスプレー
MAG 276CXFの実売価格は、Amazonで3万2800円。ゲームをプレイするには十分なスペックであり、特にリフレッシュレートはハイスペックなので、そんなディスプレーをこの価格で手に入るのは高コスパと言えよう。同価格帯だとワンサイズ小さい画面やGTGがもう少し遅いのが一般的だ。
ゲーミング環境はもちろんだが、普通にネットを徘徊したり仕事をする際にスクロールを多用する人には、このヌルヌル滑らかな動きはとても見やすいため、本製品を導入するのもいいだろう。Windows 11も280Hz駆動には対応しているので、滑らかスクロールを体感できる。人気の27インチサイズのディスプレーを検討しているなら、候補に挙げてほしい製品だ。
-
32,800円
週刊アスキーの最新情報を購読しよう