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新世代RAPID VAパネルで実現

3万円前半でいいんですか?280Hz、GTG0.5msの27インチはコスパ良すぎ!湾曲ゲーミングディスプレー「MAG 276CXF」は残像感ほぼなし

2024年10月22日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●三宅/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

応答速度を高めたRAPID VAパネルを採用

 最近のエムエスアイコンピュータージャパン(MSI)は、広色域と高速応答を両立させた「RAPID IPS」パネル採用のゲーミングディスプレーを多数発売しているが、今回紹介する「MAG 276CXF」は、「RAPID VA」パネルという0.5ms(GTG)の応答速度を実現したものを採用している。

MSIの27インチ湾曲ゲーミングディスプレー「MAG 276CXF」

 VAパネルは、IPSパネルに比べて黒の表現がよくコントラスト比が高い反面、IPSパネルと同様に応答速度はそれほど速くはなく、色再現性はIPSパネルに比べると劣る性能だった。そんなVAパネルの良いところは残しつつ、応答速度を0.5ms(GTG)まで高め、最大280Hz駆動まで可能にし、残像感をほとんどなくしたのが、今回採用されたRAPID VAパネルだ。

 MAG 276CXFは、27インチで湾曲率1500RのRAPID VAパネルを採用。解像度はフルHD(1920×1080ドット)で、前述の通りリフレッシュレートは最大280Hz、応答速度は0.5ms(GTG)で、コントラスト比は4000:1。最大輝度は300nitsでHDRに対応している。

 最大発色数は約10億7300万色で、色域カバー率は、sRGBが94%、DCI-P3が78%となっている。色域はIPSパネルよりは若干劣るが、視野角は上下左右178°と同等で、発色数も多く見劣りすることはない。

最大発色数は約10億7300万色は滑らかなグラデーションが可能であり、発色も申し分ない

 インターフェースは、HDMI×2(最大240Hz)、DisplayPort×1(最大280Hz)、ヘッドホン出力×1となっており、280Hz駆動で利用するためにはDisplayPortでの利用が必要だ。

インターフェースは、HDMI×2、DisplayPort×1、ヘッドホン出力×1となっている

 ディスプレーの設定はOSDで行ない、操作はスティックタイプのナビキー。直感的な操作なので、サクサクと設定ができて便利だ。

OSDを操作するナビキー。電源ボタンも兼ねている

 ゲーミング機能としては、暗い部分を明るくすることによって見やすくし、敵の視認性を上げる「ナイトビジョン」のほか、映像のシーンに合わせて、明るさやコントラスト、彩度を最適化する「AIビジョン」も搭載(両方同時にオンにはできない)。また、フレーム間に黒色を挿入し残像感を低減する「アンチモーションブラー」機能や、カクつきを抑える「Adaptive-Sync」機能も備わっている。

「AIビジョン」をオンにすれば、色味にあまり違和感なく、暗部も見やすくなる

 目の疲れを低減する「低ブルーライト」機能やチラつきを軽減する「アンチフリッカー」機能も用意されており、長時間プレーする際の眼を保護してくれる。

「低ブルーライト」にすると、若干黄色みを帯びた画像になる

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