週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

大容量バッテリーでも848gです

世界最軽量「FMV Zero」が14型で634gを実現!!=富士通がFMV冬のPC10モデルを発表

2024年10月15日 11時00分更新


 富士通クライアントコンピューティングは10月15日、FMVシリーズの2024年冬モデル4シリーズ10モデルを一気に発表した。

 目玉は、14型16:10のディスプレーを搭載しながら、再び「世界最軽量」の634gを実現した「FMV Zero」および、「UH-X」、「UH90」の「UHシリーズ」だ。

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

 さらに、16型16:10ディスプレーのPHシリーズ、オールインワンも16型になったAHシリーズ、カジュアルモバイルノートのMHシリーズも発表となった。

 それぞれ、店頭モデルと、メーカー直販サイトWEB MARTでカスタマイズできる「カスタムメイドモデル」がある。提供開始日は10月18日の予定だ。

14インチでも「世界最軽量」の634g(ムサシ)を達成
「UHシリーズ」
 

 UHシリーズのCPUは従来のCore iシリーズ(13世代:RaptorLake)から、新世代の「Core Ultra」(MeteorLake)に刷新した。

☆「FMV Zero」
 (「WU5/J3」、「WU4/J3」)

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

 世界最軽量の「FMV Zero」は、2022年に13型サイズ(13.3インチディスプレー)で634gと世界最軽量を実現したが、2023年モデルでは14型サイズ(14.0インチディスプレー)となり、689gに増加したものだが、今回、14型でも634gを実現するため、全部品を徹底的に軽量化したものだ。

 「FMV Zero」はカスタムメイドモデルのみで、「WU5/J3」、「WU4/J3」という型番になる。店頭モデルの軽量版「UH-X/J3」は675gで、「FMV Zero」では、そこから、内蔵バッテリーを高密度タイプ、ディスプレーパネルを超軽量の専用タイプ、キーボード面のパーツをマグネシウムから、マグネシウムリチウムに変更し、634gを実現したものだ。

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

手前が軽量化されたバッテリー、ディスプレーユニット、キーボード面パーツ

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

バッテリーは高密度な小型軽量ながら高容量のものを開発

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

新UHシリーズのメイン基板。HシリーズのCoreUltra搭載機では左右のアキ部分に2基のファンが搭載される。UシリーズCoreUltraでは右側のファンのみとなる。

 世界最軽量の「WU5/J3」は634~639gで、1TB SSDモデルが634gとなる。CPUは「CoreUltra 7 155U / 5 125U」で、メインメモリーは8/16/32/64GB、SSDは256/512GB、1/2TBから選択可能。バッテリー容量は32Wh内蔵だ。

 「WU4/J3」はバッテリーが64Wh内蔵で888g、CPUが高速版の「CoreUltra 7 155H/ 5 125H」となり、メモリー、SSDは同じく4種類から選べる。店頭モデルの「UH10/J3」に近いスペックだ。

☆「UH-X/J3」

 店頭モデル最軽量の「UH-X/J3」はCPUが「CoreUltra 7 155U」で、メインメモリーは16GB、SSDは512GB搭載し、 標準バッテリー(32Wh)を内蔵。重さは675gで、JEITA2で17時間、JEITA3で6時間(動画)/15時間(アイドル)。キーボードバックライトはない。

☆「UH90/J3」
  (「WU2/J3」)

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

 店頭モデルの「UH90/J3」は、CPUにHシリーズ「CoreUltra 7 155H」、メインメモリーは16GB、SSDは512GB搭載し、冷却ファンを2台搭載する。大容量バッテリー(64Wh)搭載で848g(ブラックモデル)、858g(グレー・ホワイトモデル)となる。JEITA2で34時間、JEITA3で11.5時間(動画)/30時間(アイドル)となる。

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

かな文字のないキーボードはスッキリしていていいですね

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

シルバーホワイトは白ではなく、少しゴールドがはいったシルバーな印象です

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

フロストグレーはとてもマットな質感で他にはない色です

 「UH90/J3」のカスタムメイドモデルの「WU2/J3」では、CPUではCoreUltra7に加えて「Core i3-1315U」と「CoreUltra 5 125H」を選択可能で、メインメモリーは8/16/32GB、ストレージは256/512GB、1/2TBから、かな表記ありのキーボードや標準バッテリー(31Wh)も選択できる。

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

右から、「FMV Zero」、「UH-X/J3」、「UH90/J3」。中央のUH-Xはキーボードバックライトがないぶん、キーボード印字がくっきり白い。

「UHシリーズ」共通スペック

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

 以上の全UHシリーズ共通のスペックはディスプレーが14インチの1920×1200ドット、16:10、ノングレア、高輝度、広視野角。

 キーボードは「かな無し」で、「FMV Zero」と「UH90/J3」はバックライト内蔵、「UH-X/J3」はバックライトなしとなる。

 インターフェースは、バッテリー容量の少ない「FMV Zero」と「UH-X/J3」ではUSB3.2 Gen2 Type-C×2にUSB3.2 Gen1 Type-A×2、HDMI出力、有線LAN、マイクロSDカードスロット、オーディオコンボジャックを搭載。大容量バッテリーの「UH90/J3」ではType-CがThunderbolt4となる。

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

左右にType-Aがあるのと、この薄さでフルHDMIとLANがあるのは日本のPCだけですね

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

 店頭モデルの予想価格は、「UH-X/J3」、「UH90/J3」ともに27万円強となっている。

光学ドライブレス16インチで1.68kg
新「PHシリーズ」
 

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

 新しい16型の製品で、テンキー搭載ながら光学ドライブレスで、1.68kg、19.7mmと軽量スリムボディーとロングバッテリーが特徴だ。ディスプレーは16インチ1920×1200ドットのスーパーファイン液晶である。

 店頭モデルは「PH77/J3」と「PH50/J3」の2モデルで、それぞれ、CPUにはCoreUltra 7 155HとCore i5-1235Uを搭載。メインメモリーはともに16GB、SSDは512GBと256GBを積む。

 インターフェースはThunderbolt4×2にUSB3.2 Gen1 Type-A×2、HDMI出力、オーディオコンボジャックを搭載。

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

 バッテリーはJEITA2で21/20時間、JEITA3で10/8.5時間(動画)、17/14時間(アイドル)。1時間で80%の急速充電も可能なうえ、バッテリーのユーザー交換が可能となっている。

 サイズは355×243×19.7mmで、重さは1680g。

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

 予想価格は「PH77/J3」が24万円強、「PH50/J3」が21万円弱だ。

 WEB MARTのカスタムメイドモデルは「WP1/J3」で、CPUではCoreUltra7に加えて「Core i5-1235U」を選択可能で、メインメモリーは8/16/32GB、ストレージは256/512GB、1/2TBから選択できる。

ホーム・ノートもついに16型に
「AHシリーズ」
 

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

 15型ホームパソコンとして15型16:9だった「AHシリーズ」もついに16インチ16:10、1920×1200ドット液晶となった。

 店頭モデルは「AH77/J3」、「AH53/J3」、「AH50/J3」、「AH45/J3」の4モデルで、CPUはCore i7-1360P、AMD Ryzen 7 7735U、Core i7-1255U、Core i5-1235U、メインメモリーは32/16/16/8GB、ストレージは上位2モデルが512GB、下位が256GBだ。

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

 内蔵する光学ドライブは、上位2モデルがBDXL対応Blu-rayで、下位はスーパーマルチDVD。

 インターフェースはUSB4Gen3とUSB3.2Gen2のType-C、USB3.2のType-A×2、HDMI、有線LAN、SDカードスロット、オーディオコンボジャックを搭載。

 サイズは360×243.5×26.8mm、重さは1.9~2kg。上位2モデルには静音マウスが付属する。

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

 予想価格は「AH77/J3」が26万円強、「AH53/J3」が21万円強、「AH50/J3」が19万円強、「AH45/J3」が16万円強だ。

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

 WEB MARTのカスタムメイドモデルは「WA3/J3」で、CPUではCore i3~i7を選択可能で、メインメモリーは8/16/32/64GB、ストレージは256/512GB、1/2TB、光学ドライブの種類も選択できる。

Ryzen搭載のカジュアルモバイル
「MHシリーズ」
 

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

 AMD Ryzenを搭載する「スタンダード家ナカ・モバイルノート」で、14.0インチ1920×1200ドット液晶に、Ryzen 5 7520U、16GBメモリー、256GBSSDを内蔵する。

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

 インターフェースはUSBGen3.2のType-C×2、Type-A、HDMI、オーディオコンボジャックを搭載する。サイズは313.4×223×20.4mm、重さは1.3kg。

世界最軽量の14型「FMV Zero」は634g

 予想価格は「MH55/J3」が17万円強。WEB MARTのカスタムメイドモデルは「WMB/J3」でストレージは256/512GB、1TBから選択できる。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります