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GIGABYTE「Z890 AORUS PRO ICE」開封の儀

白すぎて美しいGIGABYTEのZ890マザーボードはメモリーも冷やせて高耐久

2024年10月25日 00時01分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII
提供: 日本ギガバイト

これから普及する新世代規格が盛りだくさん

 インターフェースは、ビデオカード用PCI Expressスロットと、M.2拡張スロットに、これから普及が進む高速インターフェースのPCI Express 5.0規格に対応している。当然、ビデオカードのロック機構を簡単に外せる「PCIe EZ-Latch Plus」に、面倒なM.2冷却ヒートシンクの着脱と、M.2 SSDのネジ固定の手間を大幅に軽減する「M.2 EZ-Latch Plus」と「M.2 EZ-Latch Click」など、組みやすさにこだわったギミックが備わっている。

ビデオカード向け拡張スロットは、従来の約10倍の強度を有する「PCIe UD Slot X」と、金属製バックプレートを基板裏面に装備する「Ultra Durable PCIe アーマー」で高い堅牢性を発揮する

ビデオカードのロック機構を、ボタンプッシュで外せる「PCIe EZ-Latch Plus」を備えている。マザーボードなどを破損することなく、ビデオカードを取り外せる

 M.2拡張スロットは、PCIe5.0対応を1基、いま主流となるPCIe4.0対応を4基と、M.2 SSDの増設に困ることのない拡張性を備えているうえ、すべてヒートシンクで冷却できるなど、高速だが高発熱な最速クラスのM.2 SSDも安心して組み合わせできる。

最速のM.2 SSDを搭載できるPCIe5.0×4対応スロットだけでなく、いま最も普及しているPCIe4.0×4対応M.2拡張スロットも、M.2冷却ヒートシンクで覆われている

M.2ヒートシンクを外した状態。4基のPCIe4.0×4対応M.2拡張スロットを確認できる

CPUソケットの下にあるM.2拡張スロットは、M.2 SSD基板の両面にチップを搭載しているM.2 SSDを、しっかり冷却できる仕様になっている

 そのほかネットワークには、新世代の無線通信規格でApple最新スマホ「iPhone 16」にも採用されたWi-Fi 7に対応する無線LANに、有線LANの主流になりつつある2.5ギガビットLANの倍の帯域幅を実現する5ギガビットLANに対応している。さらにUSBインターフェースには、ノートパソコンやコンパクトPCへの搭載が増えているThunderbolt 4/USB4.0ポートを装備と、新世代に相応しいスペックを備えている。

リアインターフェース。USBポートは計12ポートと充実だ。小さな通気口もポイントで、最大7度も温度をダウンさせるという

無線LANのアンテナは簡単に取り付けできるコネクター式を採用する。そのうえ、ユーザーが最適なアンテナ位置をみつけられる「WIFIコンパス」機能も備える

ICEシリーズは、Wi-Fi 7向けの高ゲインアンテナも白色になっているのも良いところ

基板にはSATA端子やPCケースフロントUSBヘッダーピンとともに、HDMI端子が備わっている。システムモニタリング用ディスプレーをPCケース内に設置するなど、いろいろと活用できる

 便利、組みやすいギミックが備わっているのも「Z890 AORUS PRO ICE」の魅力。その一例がPCケースのフロントスイッチとマザーボードの配線を楽にする「Gコネクター」や、基板上の電源スイッチや、動作状態を確認できるPOSTコード表示などがそれだ。

PCケースフロントパネルの電源スイッチなどの端子を一括して挿せる「Gコネクター」。面倒な配線が非常に楽になる

基板上に電源スイッチなどを装備。画面が写らず、起動しない!なんてときに便利なデバッグ関連機能が一カ所に集約しているのもポイントだ

気になる部分の温度を確認できる温度センサーと、PCケース内の騒音値を確認できるノイズ検出ケーブルも付属している

動かすのも楽しみな「Z890 AORUS PRO ICE」

 LGA1851採用のCore Ultra 200シリーズでもホワイトコーディネートしたPCを組めるGIGABYTE「Z890 AORUS PRO ICE」を外観から眺めてみたが、最新ICEシリーズのホワイト&シルバーカラーデザインに、最新無線LANのWi-Fi 7や、出力端子(DisplayPort Alt Mode)としても使えるThunderbolt 4などといった新世代の機能、そしてPC自作の難易度を下げる組み立てやすさが盛り込まれている。

 Core Ultra 200シリーズの動作に加え、新しく追加されたBIOS(UEFI)のグレースケールスキンや、無線LANの最適なアンテナ位置をユーザーが探せる「WIFIコンパス」、DDR5メモリー専用冷却ファン「DDR Wind Blade」の回転数制御など、実動レビューも非常に楽しみの1枚だ。

Core Ultra 200シリーズでホワイトコーディネートPCを組める「Z890 AORUS PRO ICE」

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