JN-IPS315UHDR-C90W-HSPをレビュー
最大90WのUSB Type-C給電にKVM、昇降式スタンドも備える31.5型4K液晶が約6万円ってマジか!?
スピーカーは非搭載だが、KVMでマルチデバイス運用がはかどる
本機はコストダウンからか、スピーカーがない。つまり、システム音や映像・音楽コンテンツのサウンドを聴きたい時は、別途スピーカーやイヤフォン、ヘッドフォンなどを接続する必要がある。
映像入力はHDMI 2.0、DisplayPort 1.4、USB Type-Cの3系統。いずれも最大解像度は4K、最大リフレッシュレートは60Hzなので、デバイスに合わせて利用しやすい端子を使用すれば問題ない。一方で、後述するKVMスイッチ機能を利用する場合は、一部使用すべきポートが決まっている。
KVMスイッチを利用する場合、上記イメージ図のようにまずディスプレーにキーボードとマウスをUSB Type-Aで接続する。その上で、USB Type-B to AケーブルとHDMI(またはDisplayPort)ケーブルを1台目のPCに接続する。
もう1台のPCをUSB Type-Cケーブルでディスプレーに接続すると、2台のPC間でキーボードとマウスを共有できるようになる。自宅のデスクトップPCと仕事用のノートPCを都合によって使い分けたいユーザーにとっては、非常に魅力的な機能と言っていいだろう。
JN-IPS315UHDR-C90W-HSPのUSB Type-Cは90W給電に対応しているので、対応ノートPC接続時はケーブル1本で映像出力と周辺機器接続、本体バッテリーの充電が可能となる。仕事から帰宅してノートPCを接続しておけば、そのまま利用できる上、いつのまにやら充電が完了している、なんて使い方ができるわけだ。
ただし、付属のケーブルは電源ケーブルと映像出力用のHDMIケーブルのみ。USB Type-Cケーブルと、KVMスイッチを利用するために必要なUSB Type-B to Aケーブルは同梱していないので、別途用意しなければならない。
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