今のHMDにできること
VIVE Focus Visionを体験
VRやAR(拡張現実)などの包括としてXRといわれるように、VIVE Focus Visionは、それらの最先端技術を日常のいたる場面で活用が見込めます。会場ではVRのシューティングゲームやMRで遠隔にいるVTuberとの会話を体験しました。
VRのシューティングゲーム『Arizona Sunshine 2』を体験。PCVR用DisplayPortで接続して、PC本体のビデオカードから高品質の映像を出力します。DisplayPortモードでは今後、リフレッシュレート120Hzに対応予定とのことですが、現状の90Hzでも十分な没入感を味わえました。
視覚を完全にジャックしたVRゲームは没入感が違いますね! 首を振ってゲーム内の世界を自由に見られることもそうですが、PCから直接伝わる映像の美しさが圧巻です。ゾンビに噛まれて血が噴き出る演出もリアルに感じられました。
遠隔にいる相手とも、まるでその場にいるかのように会話ができます。MRの技術で相手の声と動きをリアルタイムで共有するので、相手の全身が見られますし、身振りも伝わります。VTuberと手を合わせて会話できるなんてすごい時代になったもんだ。
HMDを被るとVTuberの2人がいて、目の前でコミュニケーションが取れました。外から見物していた人には僕がニヤニヤしながら独り言を呟いているように見えたようで、HMDを取ったら温かい目で見られていました(恥ずかしい)。
ほかにも仮想デスクトップを出現する「Mixed Reality(複合現実)体験」や、仮想空間のVR CHATで自分の3Dアバターを動かす「ソーシャルXR体験」、没入型のエンターテインメント「Location-Based-Experience(LBE)体験」を実施していました。
VIVE Focus Visionはゲームだけでなく、生活や仕事でも活用できるHMDで、今のVRの現在地を見ただけでなく、ウェアラブルデバイスが日常のさまざまなシーンで活躍していく未来の可能性まで見えた気がします。
VIVE Focus Visionの価格は?
本製品は10月18日に発売です。販売価格は、Consumer Edition(一般消費者向け)が16万9000円。VIVE BUSINESS保証&サービス込みのBusiness Edition(商用向け)が21万4000円。PCの接続に対応する有線ストリーミングケーブルキットは2万9000円となります。
発売前日の10月17日まで予約受付中で、予約で購入した場合、Consumer Editionは専用ストリーミングキットと、3つのVRゲーム(XR Workout、Caosule Critter、theBlu)が無料で入手できます。さらに、4本もしくは5本のVRゲームが入った3つのゲームパックから1つを選んでゲットできるとのこと。Business Editionにはバイスマネジメント(DMS)機能やLBE(ロケーションベース体験)機能をパッケージした「VIVE Business+」が1年間無償になる特典が付属します。
購入をお考えの人はぜひチェックしてみてください! それではまた次回の記事で。エルゴラッソ!
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