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iPadで「ステージマネージャ」を使いこなす③

【活用提案】iPad+外部ディスプレーでさらに効率アップ! マルチディスプレー環境での「ステージマネージャ」が超便利

2024年11月13日 13時00分更新

外部ディスプレーでステージマネージャを表示する

 キーボードやマウスを接続した状態で外部ディスプレーをつなぐと、自動的に拡張モード(外部ディスプレーでステージマネージャが利用できる状態)になる。そのため、ユーザーの操作は不要で、すぐにマルチディスプレー環境でステージマネージャを利用できる。

キーボードやマウスを接続した状態で外部ディスプレーにつなぐと、自動的に外部ディスプレーでステージマネージャが利用できる状態になる。

 ただし、iPadと外部ディスプレーを先に接続してしまうと、あとからキーボードやマウスを接続しても自動で拡張モードに変更されない。この場合は、設定アプリの「マルチタスクとジェスチャ」で外部ディスプレーをステージマネージャに設定しよう。

手動で有効にするには、設定アプリの「マルチタスクとジェスチャ」を開き、「External Display」をタップ。外部ディスプレーの設定画面になるので、「ステージマネージャ」にチェックを入れる。

 拡張モードにしたら、外部ディスプレーの配置を設定する。例えば、iPadの右側に外部ディスプレーを置く場合は、ディスプレーの配置が右になるように設定する。この設定は、設定アプリの「画面表示と明るさ」で行う。

設定アプリの「画面表示と明るさ」を開き、「配置」をタップする。

ディスプレーの配置を設定する画面が表示されるので、iPadの位置を選択して「設定」をタップする。

 そして、マウスポインターをカスタマイズしておこう。ステージマネージャは、パソコンのようにマウスで操作することになるが、iPadのマウスポインターは色が薄くて、小さい。視認性があまりよくないため、画面内で移動させると見失うことが少なくない。

iPadに表示されるマウスポインターは丸くて小さく、さらに薄いグレーのため、広い画面で使うと見失いがちだ。

 マウスポインターが行方不明になると作業効率が落ちてしまうので、見やすい大きさや濃さに調整しておくといい。おすすめの設定は、コントラストをオンにして、ポインターを濃くしておき、ポインターの大きさを調整する。これでだいぶ見やすくなるはずだ。

設定アプリの「アクセシビリティ」→「ポインタコントロール」を開く。ここで「コントラストを上げる」をオンにし、「ポインタのサイズ」を調整する。

 もし、これでも見づらい場合は、ポインターにボーダーラインを設定しよう。ラインに好みの色を設定し、太さを変更すると、さらに見やすくできる。

設定アプリの「アクセシビリティ」→「ポインタコントロール」で「カラー」をタップ。ボーダーラインの色を選択し、「ボーダーの幅」で太さを調整する。

 また、Magic Keyboardはもちろんのこと、最近は安価なキーボードでもトラックパッドの付いたモデルが増えている。トラックパッドを使うなら、マウスポインターの速度や、クリック操作の設定も使いやすくカスタマイズしておきたい。

 マウスポインターの移動速度は、使っているマウスやトラックパッドによって変わってくる。操作していて速すぎたり遅すぎたりする場合は、速度を調整しておこう。

設定アプリで「一般」→「トラックパッドとマウス」を開く。「軌跡の速さ」でマウスポインターの移動速度を調整する。

 トラックパッドを使っている場合は、クリックの設定も変更しておこう。タップでクリック、2本指タップで右クリックができるようにしておくと、一般的なパソコンのトラックパッドに近い感覚で利用できるようになる。

「タップでクリック」と「2本指で副ボタンのクリック」をオンにする。これで、トラックパッドをタップすればクリック、2本指でタップすれば右クリックの動作になる。

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