ホラーゲームが苦手な人にもオススメ!
高解像度でジュリエットの魅力が倍増!『ロリポップチェーンソーRePOP』Steam版をレビュー
ドラガミゲームスから9月12日に発売されたPC(Steam)版『ロリポップチェーンソーRePOP』。本作は2012年にPlayStation 3とXbox 360で発売された『ロリポップチェーンソー』のリメイク作で、チェーンソーの攻撃速度が上昇していく特殊スキル「チェーンヒットハンティング」や、遠隔攻撃のブラスターにオート連射機能などを追加して、プレイアビリティを向上している。
2012年当時、オリジナル版『ロリポップチェーンソー』は60ヵ国で同時発売。そして、累計販売本数が100万本を突破するほど人気を得たタイトルだった。この記事を執筆している現在(9月19日)、Steamのユーザー評価も“非常に好評”となっており、本作が面白いゲームだということがわかるだろう。ここではメーカーから提供を受けたソフトをもとに、レビューとして本作の注目ポイントを紹介していこう。
なお、ASCII GAMESでは本作のファーストインプレッションを掲載している。こちらもあわせてチェックしてほしい。
ノリは軽く、クスっと笑えるところも! ホラーコメディ映画を観ている感覚で楽しめるストーリー
本作の舞台は、アメリカ西海岸に位置する地区最大級のマンモス校「サン・ロメロ・ハイスクール」。主人公の同校に通う女子高生のジュリエットが、誕生日に彼氏のニックと会うために学校へ向かっているところから始まる。
待ちあわせに遅れそうになり自転車に乗って急ぐジュリエットだったが、学校の敷地内に入ると、そこにはゾンビへと変わり果てたかつての同級生たちが待ち構えており……。
こんな感じで始まる本作の物語。これにジュリエットの家族も巻き込んで、ゾンビ軍団とジュリエットとニックの戦いが描かれる。
文で書くとシリアスめなストーリーに思えるかもしれないが、全然、そんなことはナシ。ジュリエットはゾンビハンターの家系の出身で、こういう事態には慣れているため、まったく物おじしないし、やる気まんまんでゾンビたちに立ち向かっていくので、見ているプレイヤーも気楽に戦いに挑めるのだ。
ストーリーもシリアスなシーンがありつつ、アツい展開や、ブラックジョークもありと、コメディー色が強い内容になっている。まるでB級ホラーコメディーを観ているような気分でゲームを楽しめる。
アクションは気持ちよく、触り心地は抜群!
冒頭の方でも述べたが、本作ではプレイアビリティを向上。オリジナル版からボタンレスポンスや攻撃速度、移動速度を改良し、より快適にプレイしやすくなっている。
実際に操作してみてもコンボが出しにくいという印象は特に感じなかったし、遠距離攻撃のチェーンソーブラスターは自動で敵に照準があってくれるので、非常に遊びやすかった。
操作性が向上したおかげか、筆者はアクションの腕はそこまで上手くないが難易度ノーマルで問題なくゲームを進められた。敵を攻撃した時の演出もド派手なので、爽快感も抜群だった!
通常攻撃のほかに敵を倒した時に得られるスターソウルを溜めると出せる「スターモード」、ニックチケットを消費してニックと連携攻撃を出す「ニックチケット」、ステージを進めると出せるようになる「チェンソーダッシュ」や「チェーンソーブラスター」など、必殺技的な攻撃も存在。
チェーンソーブラスターは遠距からの攻撃が可能となるので、安全な場所から敵を攻められてバトルがかなりラクになる。これらの攻撃も有効活用していこう。
ジュリエットは学校の各所でゾンビたちと戦っていくわけだが、各ステージのラストにはボス戦もある。ボスは通常のザコと違い、段階を踏んで戦うことが多く、まるでバトルイベントのような感覚で楽しめる。
基本的にただ攻撃をすればダメージを与えられるわけでなく、相手の攻撃の隙にダメージを与えられるチャンスがあるので、そこを逃さないように攻めていこう。
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