東京都は9月下旬から2025年2月末日まで、新宿区西新宿の東京都庁第一本庁舎中央エントランス前にて、大規模アートプロジェクト「TOKYO CITY CANVAS」の第2弾「みずのはし」を公開する。
本プロジェクトは、アーティスト大巻伸嗣氏が都庁エントランス前の工事仮囲いと都道橋脚をキャンバスに見立て、かつて存在した「淀橋浄水場」の水底をテーマに描いたものである。作品には様々な水の文様が組み合わさっており、都庁から生まれる大きなうねりを、ミラーシートを用いたデザインで立体感と明るさを生み出しているという。
具体的には、高さ3m、幅延べ約120mの工事仮囲いと、高さ約3.4mの橋脚13本がキャンバスとなり、多彩な水の文様が表現されている。また、作品を印刷したシートが掲出面に貼付される。
このプロジェクトの意図は、都市開発によって失われがちな土地の歴史や記憶をアートによって掘り起こし、それを再び人々とのつながりとして感じさせることである。プロジェクトを通じて、訪れる人々が過去と現在をつなぐ架け橋となるアートの力を実感できるとしている。
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