シャオミのフラッグシップキラー「POCO F6 Pro」はハイパワー、急速充電、カメラのエモさが魅力
カメラは“映え”や“エモさ”を求める人は満足なデキ
リアカメラは、メイン(5000万画素/F値1.6)+超広角(800万画素/F値2.2)+マクロ(200万画素/F値2.4)の3眼。かなり鮮やかな色合いで写るので、いわゆる“映える”“エモい”写真を好む人に適しているでしょう。
メインカメラは1/1.55型の「Light Fusion 800」という大型センサーを搭載し、デフォルトでは4つの画素を1つの大きな画素として使って、感度を上げて撮影できる仕組み。2倍は光学ズーム相当の画質で撮影でき、デジタルズームは最大10倍。光学式手ブレ補正にも対応しています。
動画撮影は8K/24fpsに対応。4Kと1080pは最大60fpsで撮影できます。筆者はデフォルトの1080p/30fpsでしか撮っていませんが、画質は標準的という印象。フィルターを設定して撮影したり、映画のような雰囲気があるビデオが撮れる機能があったりと、SNS向けの動画を撮るには適している印象を受けました。
フロントカメラは1600万画素。背景をぼかして撮影することができ、美肌、輪郭、小顔、メイク、鼻、唇、顎など、細かく設定できるビューティー機能も搭載されています。作例を載せるのは控えさせていただきますが、筆者が試したところ、10歳くらい若く見える写真になったので、盛りたい人には役立つと思われます。
生成AIを用いた機能は、今後のアップデートにも期待
スマホの新たな競争軸となってきた生成AIを用いた機能も搭載されています。
写真管理アプリ「ギャラリー」の編集機能には、「AI拡大」という機能があり、足りない背景を生成することが可能。たとえば「Instagram」に正方形の写真を投稿したいが、上下または左右が足りないというときに、背景を拡張して正方形の写真を作れるわけです。
意図せずに写り込んだ不要なものを消す「消しゴム」機能も搭載。消した部分は、あたかも最初からそれがなかったように自然な背景が生成されます。
実際に使ってみると、かなり精度が高く、積極的に使える印象でした。さらに、人物の顔写真が分析されて、AIが理想的なポートレートを生成する機能も搭載。筆者がレビュー用の端末を借りた時点では試すことができませんでしたが、アップデートで対応するとのことです。
【まとめ】コスパは圧倒的だが
おサイフケータイ非対応などの弱点も
POCO F6 Proは、最新のフラッグシップに近い性能を備えたハイエンドモデル。競合機種を挙げるとしたら、Xperia 5 V、AQUOS R8、Zenfone 10、Google Pixel 8あたりではないかと思います。いずれも発売時には10万円を超えていたモデルです。POCO F6 Proの新品で6万9980円~という価格は破格と言って差し支えないでしょう。
強いて弱点を挙げるとしたら、おサイフケータイが使えないこと、eSIMに対応していないこと、防水・防塵の等級がIP54相当と低めのことくらいでしょう。
しかし、FeliCaは使えないものの、NFCは搭載しているので、クレジットカードを登録してタッチ決済を利用することは可能。eSIMは使えませんが、nanoSIMは2枚装着できるので、デュアルSIMで使うことも可能。防水・防塵はIP68ではないものの、濡れた手でも操作できる仕様を実現しています。
これらを妥協できるのであれば、買って損なし! と言うより、買わないと損かも!?
POCO F6 Pro | ||
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ディスプレー | 6.67型有機EL (3200×1440ドット、120Hz) |
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サイズ | 約74.95×160.86×8.41mm | |
重量 | 約209g | |
CPU | Snapdragon 8 Gen 2 | |
内蔵メモリー | 12GB | |
内蔵ストレージ | 256/512GB | |
OS | Android 14 | |
カメラ画素数 | 50メガ(標準)+8メガ(超広角) +2メガ(マクロ) イン16メガ |
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バッテリー容量 | 5000mAh(120W対応) | |
FeliCa/NFC | ×/○ | |
防水・防塵 | ×/×(IP54) | |
生体認証 | ○(指紋+顔) | |
SIM | nanoSIM×2 | |
USB端子 | Type-C | |
カラバリ | ホワイト、ブラック |
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