サンクトガーレンは、地震で落下したり台風で擦り傷が付いた梨などを活用したビール「和梨のヴァイツェン」を9月19日から数量限定で販売する。価格は330ml瓶で539円(税込)となり、9月12日からは本厚木駅前の直営タップルームと「けやきひろば秋のビール祭り」で<樽生>の先行販売が行われる。
「和梨のヴァイツェン」は、小麦麦芽を主原料としたフルーティーなヴァイツェンスタイルのビールに、細切れにした梨、ペーストに加工した梨、そしてジュースに加工した梨をそれぞれ加えて仕上げたものだ。ヴァイツェン酵母特有の梨や桃に例えられる甘い香りに本物の梨が加わり、瑞々しくフルーティーな味わいが楽しめるという。
梨は地震や台風の影響で傷がついたり落下したものが使用されており、通常は市場価値が低いが、そのまま捨てられてしまうのを防ぎ、食品ロス削減にも貢献している。さらに、梨の加工は段階的に行い、異なる形状の梨を使用することで複雑な味の深みを演出している。
サンクトガーレンでは、「湘南ゴールド」や「アップルシナモンエール」など、他にも傷ついた果物を使ったビールを多数製造・販売している。これにより、農家にとっては売り物にならない果物が活用され、同時に食品ロス削減やSDGsの達成に寄与することができるという。
※エリア内販売場所:京王百貨店 新宿店
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