キヤノンは9月12日に、ミニフォトプリンターの新機種「SELPHY QX20」を発表した。
バッテリー内蔵で、どこでもスマホから写真をプリントできる製品で、カードサイズとスクエアサイズの2種類を1台でプリントできるようになったのが最大の特徴だ。
価格はオンラインストアで2万2000円で、10月下旬発売予定。
よりくっきり鮮やかに画質も向上して
カードサイズとスクエアフォーマット対応
「SELPHY QX20」
SELPHYシリーズは昇華型熱転写プリンターで、ラミネート加工された写真は光沢感があり、指紋が付きにくく、水や汚れにも強いのが特徴だ。
SELPHYの従来モデルは正方形のスクエアプリント専用のモバイル機「SQUARE QX10」と、最大でポストカードまで5種類のサイズにプリントでき、SDカードスロットを内蔵しPC接続も可能な「CP1500」の2モデルだった。QX20はQX10にカードサイズ印字機能を追加したモデルということができる。
カードサイズ対応に加えて、QX20 では画質が向上し、「くっきり感アップ」と「暗部を明るく補正」、「赤やオレンジ系の色味を忠実に再現」できるようになった。
用紙は昇華型インクとペーパーのセットで、QX20でもスクエアフォーマットは、従来のXS-20L(1650円)を利用する。印字エリアは65×65mmで、QX20では新たに「フチなし」印刷が可能となり、68×68mmとなる。
新たに加わったカードサイズ用紙はXC-20L(20枚)とXC-60L(60枚)で、オンライン価格は1540円と4180円だ。
スマホ用のプリントアプリもバージョンアップし、よりシンプルなUIで、通常の写真印刷から、マルチレイアウト、デコレーション、丸形印刷なども楽しむことができる。
QX10からの向上点としては、充電時間が120分から80分に短縮、充電端子もマイクロUSBからタイプCとなった。また、印字速度もスクエアで42秒から40秒へと向上している。
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