山根博士のグロスマレビュー
1型センサーで世界一カメラのファーウェイスマホ「Pura 70 Ultra」はデジカメとして使いたくなる
AI機能の「消しゴム」をテスト
カメラはほかにも高速シャッターなど様々な機能があり、スマートフォンのカメラとして十分すぎる性能と感じさせられた。そして、撮影後の写真のAI加工性能も高い。いわゆる「消しゴムマジック」はオブジェクトを自動で選択してくれるので、不要なものを消去したり、オブジェクトの移動も簡単だ。
AI処理は不要な建物や写り込んでしまった人を消すといった加工に向いているが、ためしにネコの首輪を消してみた。かなり自然に消えているので、様々なシーンでの応用ができそうだ。
【まとめ】グーグルサービス非搭載を抜きにしても魅力の大きなスマホ
Pura 70 Ultraの最大の弱点はグーグルサービス(GMS)に非対応なこと。EMUIモデルであれば非公式ながらGMSの導入もできるようだが、完璧な動作は保証されない。Pura 70 Ultraを中国以外のユーザーがメインモデルとして使うのはやや難しい。
とはいえ、カメラ性能は申し分なく、使えば使うほど性能の良さにほれ込んでしまうモデルだ。DXOMARKで1位のカメラ性能は、他社と比較にならないくらい高く、夜景、マクロ、逆光などあらゆるシーンで失敗のない写真撮影ができる。あえてカメラフォンとして2台目に持つのも十分ありだ。
Pura 70 Ultraはアジアからヨーロッパまで広い地域で販売されており、海外旅行時などに現地の家電量販店で見かけたときは、ぜひ実機を体験してほしい。
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