AirPods 4がANC搭載で大幅進化! AirPods Pro 2には聴覚の健康をサポートする機能
アップルは9日(現地時間)、AirPodsのラインアップを刷新。特に標準モデルのAirPodsは第4世代の「AirPods 4」になり、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能搭載モデルを用意するなど、大幅に進化している。
■標準モデルのAirPodsにANC搭載モデルが! 2万9800円
■H2チップ搭載で上位モデルにしかなかった機能も搭載
まずは、そのAirPods 4から。ANC搭載モデルと、搭載していない通常モデルがあり、価格はそれぞれ2万9800円と2万1800円。9月20日発売で、すでに予約受付を開始している。
AirPods 4には、AirPods Pro 2と同様の高性能なAppleシリコン「H2チップ」を搭載した。これによりインナーイヤー型イヤホンでありながら、アクティブノイズキャンセリング機能を実現したほか、空間オーディオやダイナミックヘッドトラッキングの追加、「声を分離」、Siriでの操作での首を縦に振っての「はい」、横に振っての「いいえ」といった、上位モデルでしか実現されていない機能に対応した。
このほか、軸部分に感圧センサーを搭載して、そこを素早く押すだけで各種操作ができるほか、デザイン面でも多数のモデルデータから最適化した形状になっているとする。
充電ケースは最大30時間のバッテリー駆動時間はそのままで、端子は従来モデルのLightningからUSB-Cに変更。また、Qi規格やApple Watch用の充電器を用いたワイヤレス充電も可能になっている。
■ハイエンドのAirPods MAXは端子がUSB-Cになって新色も
続いてはハイエンドのオーバーヘッド型ヘッドホン「AirPods MAX」。機能自体は2020年リリースのモデルから変わらないが、端子がUSB-Cに変更されたことに加えて、スターライト/オレンジ/パープル/ブルー/ミッドナイトの5つの新しいカラーが用意された。価格は8万4800円で、こちらも9月20日発売。
■AirPods Pro 2には聴力の健康をサポートする新機能追加
■聴力検査や難聴の人向けにヒアリング補助機能 日本でも利用可
最後にAirPods Pro 2の新機能。昨年に充電ケースがUSB-Cに変更になり、今回も製品自体に変更はないが、今秋にアップデートで提供される新機能が紹介された。
これはアップルによる聴覚の健康への取り組みの一環で、大音量の騒音にさらされることによる聴覚への影響を予防するというもの。イヤーチップによるパッシブなノイズ低減のほか、アクティブノイズキャンセルの組み合わせで、騒音下でも耳を守ってくれる。
また、iPhone/iPadとの組み合わせで化学的に実証されたヒアリングチェック機能を導入。聴力検査を実施するほか、軽度から中程度の難聴があるユーザー向けにヒアリング補助機能が用意される。この両機能については、日本を含む世界100以上の国で利用可能になる予定。
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