Team ASOBIが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)より2024年9月6日に発売したPlayStation 5向けアクションアドベンチャー『アストロボット』のレビューをお届け。価格は7980円となる。
本作はアストロというロボットを操作して、さまざまなギミックに満ちたステージを駆け巡りながら仲間のロボットたちを集めていくアクションゲーム。
とくにDualSense ワイヤレスコントローラーの独自機能である「アダプティブトリガー」と「ハプティックフィードバック」を多用しており、ほかのどの作品よりもトリガーの重みや振動の変化を楽しめるのが特徴だ。
今回はSIEよりコードの提供を受けたので、そのプレイレビューをお届けしよう。購入の参考にしてもらえれば幸いだ。
●「触覚」で楽しめ!ザラザラ、パキパキ、シュリンシュリン
プレイを始めて最初に驚くのは、やっぱり「ハプティックフィードバック」の魅せる反応の多さだった。砂浜やボクセルなど「粒子の細かい地面」では歩くたびにザラザラと細かい振動が返ってくる。
上に乗っただけで割れていくガラスの道では甲高い金属音とともに「あ、足元これ危ないかも」と思わせるパキパキッとした手応えを感じられ、動かしているだけでとても楽しい!
さらにギミックのなかには、アストロを左右にこするように動かすと一部分だけ反応が異なる壁などもある。目や音だけでなく「触覚」でゲームを楽しめるという点において、ほかのタイトルにはないプレイ体験を味わえるのは間違いないだろう。
●君はどれだけわかる?PSタイトルのカメオボットが多数登場
メインの収集要素である、散り散りになった「ボット」たちを集めるのがとても楽しい本作。ステージ開始地点から見えるわかりやすいパターンのほか、ギミックを解いた先に隠れていることも多い。
幸いステージに「あと何体いるか」は常にわかるようになっているし、やり直しもきくので取り返しのつかない要素はない。適度な緊張感と探す楽しさを味わえるバランスとなっている。
また、一部のタイトル世界をまるごとオマージュしたステージも存在。『サルゲッチュ』や『ゴッドオブウォー』の世界観、プレイ感覚を再現しているのは、思わず「おぉぉ……!」と感嘆の声が出るクオリティだった。
また、ベースキャンプでは救出したボットが思い思いに過ごしている。ボットたちを一定数集めると解放できるギミックや、各ステージに隠されたパズルのピースを集めて機能を拡張していこう。
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