パソコンならでの高解像度、高画質でゲームをプレイしたり、ゲームプレイなどを録画配信したり、音楽を楽しんだりといったさまざまな用途に、自分の好みでマシンを組み立てられるPC自作。あれこれ考えながら、パーツを選定するのは楽しいが、ある程度の知識が必要になる。
そんなパーツ選びは、YouTubeの動画を参考にして構成するのも良いが、パーツショップの店員に勝るものはない。ゲームやクリエイティブ作業といった用途に、LEDで魅せるPC、静かなPCなど、さまざまなPC構成の相談を受け、その場で提案しているからだ。そこで、秋葉原の主要パーツショップ店員におすすめの自作PCの構成(レシピ)を毎月お届けしていこう。
”パーツ選びには自信がない”、”最新のパーツ構成で組みたい”、”いまどんな構成が良いのか検討がつかない”などといった人に、是非参考にしてもらいたい。
自作初心者も安心!
ツクモ独自の組み立てマニュアルでPC自作に挑戦
予算や用途に合わせ、自分だけのパソコンを手にできる自作PC。その醍醐味のひとつは、その手でパソコンを組み立てるという点だ。多くのパーツショップで行なっている組み立て代行サービス(有料)を活用するのも良いが、自分の手や、家族と一緒に組み上げた1台は愛着もひとしおとなるだろう。
そこでPC自作にはじめて挑戦する人に向けた構成を、自作PC一式をいろいろと相談できるスタッフがいるTSUKUMO eX.にお願いした。さっそく同店おなじみの6階スタッフのひとりである紅谷さんがレシピを考えてくれたので、紹介していこう。
PCパーツ一式購入でもらえるPC自作マニュアルは
Windows 11のインストールまでを網羅
紅谷さんが提案してくれたのが、第14世代インテルCoreプロセッサーで構成されたレシピになる。今自作PC市場ではAMD Ryzenが人気となっているが、インテルのほうが組み立てから組んだあとの動作にも不安がなく、はじめてPCを触る人も安心だという。
そして最大のポイントとなるのが、ツクモ各店で第14世代Coreプロセッサーを使ったPCパーツ一式を購入した際にもらえる同店独自のPC自作マニュアルだ。最新版の組み立てマニュアルなので、第14世代Coreプロセッサーの取り付けといった基本から、簡易水冷と空冷CPUクーラーの取り付け、Windows 11のインストールまでを網羅している。
完成後の使い勝手も考えた構成となる紅谷さん提案のCoreプロセッサー構成だが、ネットでパーツ構成を調べている際に、”長く使っていると故障する”などといった記事を見て、「インテルのCPUって今大丈夫なの?」と不安にかられた人は多いだろう。
現状、故障の原因をインテルが調査中なのだが、故障はおもにハイエンドモデルで発生している。その点、今回の構成で選んでいるCPUの「Core i5-14500」は、ひと昔前までは十分ハイエンドと言えた14コア/20スレッド、最大5GHzでの動作になるが、第14世代Coreプロセッサーのなかでは、ミドルクラスに位置している。そのうえ、「その仕様的に、まず不具合が起こることはない」という。
より詳しい理由は、TSUKUMO eX. 6階スタッフをはじめとした、ショップ店頭のスタッフたちに直に聞いて、納得かつ安心して欲しい。そして、そんな不安を払拭する構成が、OS別で総額約18万2000円となる以下の構成だ。
不都合とは関係ないCore i5-14500で組む初めての自作PCレシピ | ||
---|---|---|
CPU | インテル「Core i5-14500」 (14コア/20スレッド、最大5GHz) |
3万8580円 |
CPUクーラー | サイズ「FUMA3 SCFM-3000」 (空冷、サイドフロー型、120mmファン×2) |
5980円 |
マザーボード | ASUS「TUF GAMING B760-PLUS WIFI D4」 (インテルB760、ATX) |
2万4780円 |
メモリー | Crucial「Crucial Pro 32GB Kit CP2K16G4DFRA32A」 (16GB×2、DDR4-3200) |
1万30円 |
ストレージ | CFD「DRV7400A CSSD-M2P1KDRV74A」 (NVMe SSD 1TB、PCIe4.0×4) |
1万1244円 |
ビデオカード | PNY「GeForce RTX 4060 Ti 8GB VERTO VCG4060T8DFXPB1」 (GeForce RTX 4060 Ti、8GB GDDR6) |
5万8800円 |
PCケース | Cooler Master「MasterBox TD500 Mesh V2」 (ミドルタワー、ATX) |
1万2980円 |
電源ユニット | Antec「NeoECO Gold NE850G M ATX 3.0」 (850W、80PLUS GOLD) |
1万6980円 |
ファン | Cooler Master「SickleFlow 120 ARGB」 (120mmファン、ARGB LED) |
2280円 |
総額(税込) | 18万1654円 |
※価格は9月9日店頭調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。
※ネットショップと店舗では、販売価格および還元ポイントともに異なります。
※在庫限りですが、CPUとマザーボードのセット割プランもあります。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります