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Galaxy Z Fold6とZ Flip6でUSBメモリーとも徹底比較

スマホで肥大化する大容量データを外付けSSDに逃がすのが思いのほか便利だった件(2024)

2024年09月17日 13時00分更新

Type-CのUSBメモリなら変換コネクターなしでスマホに直接接続できる

 次に、SamsungのUSB 3.2 Gen1準拠の「USBメモリ Type-C」(型番:MUF-512DA/EC)を利用してみよう。容量512GBのコンパクトなUSBメモリだ。

 最大転送速度はUSB 3.2 Gen1対応ということもあり最大400MB/sと、USBメモリとしては十分に高速。さすがにT7には届かないものの、エントリークラスのポータブルSSDに匹敵する速度を発揮するのは魅力だ。

 USBコネクターがUSB Type-Cとなっているため、Galaxy Z Fold6やGalaxy Z Flip6にも変換コネクターなどを使うことなく直接接続して利用できるのもありがたい。

Samsung「USBメモリ Type-C」の512GBモデル。USB 3.2 Gen1準拠で、転送速度は最大400MB/sと高速だ

USB Type-Cに直接接続して利用できるので、Galaxy Z Fold6やGalaxy Z Flip6との相性も抜群だ

 なお、USBメモリ Type-C利用時には1点注意する必要がある。それは、出荷時点では「FAT32」というファイルシステムでフォーマットされている、という点だ。

 FAT32では、保存できるファイルの容量が1つあたり最大4GBに制限されている。ただ、4K動画や8K動画では比較的短時間の撮影で4GBを超えるため、そのままではUSBメモリ Type-Cに転送できない。実際に出荷状態のUSBメモリ Type-CをGalaxy Z Fold6に取り付けて4GBを超える容量のデータを転送しようとすると、エラーが表示されて転送できなかった。

 そこでUSBメモリ Type-Cを利用する場合には、Galaxy Z Fold6やGalaxy Z Flip6に取り付けた状態で、最初にフォーマットを行なおう。USBメモリ Type-CをGalaxy Z Fold6やGalaxy Z Flip6でフォーマットすると、新たに「exFAT」というファイルシステムでフォーマットされる。そしてexFATなら1ファイルあたりの容量制限がなくなり、4GB以上のファイルも転送できるようになる。

 exFATはPCなどでも問題なく利用できるため、スマートフォン以外でも保存データにアクセスできる。ひと手間かかるが、もし利用時にファイルを転送できないエラーが表示された場合には、フォーマットを行なってもらいたい。

USBメモリ Type-Cは出荷時に「FAT32」でフォーマットされているため、そのままでは4GBを超える容量のファイルを転送できない

USBメモリ Type-CをGalaxy Z Fold6やGalaxy Z Flip6でフォーマットすると、「exFAT」でフォーマットされ、容量制限なくファイルを転送できるようになる

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