週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

Galaxy Z Fold6とZ Flip6でUSBメモリーとも徹底比較

スマホで肥大化する大容量データを外付けSSDに逃がすのが思いのほか便利だった件(2024)

2024年09月17日 13時00分更新

 Samsungの最新スマートフォン、Galaxy Z Fold6とGalaxy Z Flip6は、先進的な折りたたみ機構に最新のAI機能を盛り込み、これまでにない使い勝手を実現。なかでもGalaxy Z Flip6は、比較的手ごろな価格に加えて、パリオリンピックの参加選手全員に提供され、メダルセレモニーでメダリストが自撮りに利用したことでも注目を集めている。

 ただ、これら2機種は、従来モデルから引き続き追加ストレージのmicroSDに対応していない。内蔵ストレージ容量は256GBからということで、比較的余裕はあるものの、写真や動画、それも容量が大きくなる4Kや8K動画の撮影を繰り返していると、比較的短期間で内蔵ストレージの空き容量不足となってしまう。

 そんな時には、過去記事で紹介しているように、USB接続のSSDやUSBメモリにデータを移して内蔵ストレージの空き容量不足を解消するのが一般的だ。そこで今回は、2024年のアップデート版として、USB 3.2 Gen2準拠のSamsungのポータブルSSD「T7」と、USB 3.2 Gen1準拠の「USBメモリ Type-C」を用意し、Galaxy Z Fold6とGalaxy Z Flip6から大容量データの転送時間をチェックしてみた。

小型軽量ボディのポータブルSSD「T7」なら
スマホと一緒に持ち歩いてもかさばらない

 今回利用したポータブルSSDのT7は、高速なPCIe NVMe SSDを内蔵し、USB 3.2 Gen2対応のインターフェースと組み合わせることで、リード最大1050MB/s、ライト最大1000MB/sの高速アクセスを実現する点が大きな特徴の製品だ。

 クレジットカードサイズで厚みも8mmと小型ボディで軽快に持ち運べ、容量も1TB/2TB/4TBと豊富にラインナップ。価格も1TBモデルで実売1万8000円前後と比較的手ごろで、ポータブルSSDの人気モデルとなっている。

リード最大1050MB/s、ライト最大1000MB/sの高速アクセスを実現する、SamsungのポータブルSSD「T7」。重量は72gで、金属ボディ採用で2mからの落下にも耐える堅牢性も備えている

 Samsung製ストレージ管理アプリ「Samsung Magician ソフトウェア(以下、Magician)」のAndroid版が提供開始となったことで、T7をGalaxy Z Fold6やGalaxy Z Flip6で利用する場合にもMagicianでの管理が可能になった。

 Magicianでは、接続したSSDの健康状態を確認できるのはもちろん、製品の真贋判定やパスワード設定による保存データの保護、ファームウェアバージョンの確認などSSDを安心して利用できる機能が備えられている。SSDを安心して利用できるという意味でも、Magicianが利用できる点は大きな魅力だ。

 現在、ファームウェアバージョンを更新するにはWindows PCやmac OSデバイスが必要だが、今後Android版でも対応予定とのことだ。MagicianはGoogle Play ストアから無料でダウンロードできる。

T7をGalaxy Z Fold6やGalaxy Z Flip6で利用する場合、Samsung製ストレージ管理アプリ「Magicianソフトウェア」での管理が可能

Magicianでは、SSDの健康管理や真贋判定、ファームウェアバージョンの確認などが可能

SSDにパスワードを設定して保存データを保護することも可能だ

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう