激安ホテルより、ずっとキレイな部屋が結構見つかります
欧州なら3000円から探せる、格安宿ドミトリー攻略法
■ベッドの快適さは?
ベッドはスチール製の2段ベッドを使っているところも多いですが、木製のボックスタイプもよく見かけます。
スチール製はマットレスの通気性が良く清潔感があるいっぽう、ベッドの上で動いたり、上段への上り下りで階段を使うとギシギシと音がします。また、寝ている姿も丸見えなので、プライベート感はありません。
ボックス型のほうはまわりが囲まれていて、目隠しのカーテンがつけられていることも多いため、ある程度のプライベートは保てます。ただしマットレスなどがしっかり掃除がされていないと汚れが目立ち、匂いも籠もりやすいといった欠点があります。
いずれも一長一短ですが、個人的には目隠しができるボックス型のほうが好きです。
■睡眠時の快適度は?
ドミトリーは相部屋ですので、就寝中の静寂はあまり期待できません。活動する時間がバラバラなので、早朝に電気が点灯したりすることも。それも旅の楽しみと割り切れればいいですが、そのあたりが気になる人は、耳栓やノイズキャンセリングイヤホン、アイマスクを使って対応している宿泊者もいます。
筆者の場合は、大学時代に体育会の部活に入っていたため、合宿所での大人数での雑魚寝に慣れています。雑誌編集者時代には、明け方まで入稿作業をしていて、編集部で椅子を並べたり段ボールをひいて床で寝ることもあったので、環境はあまり気になりません。逆に「イビキがうるさい!」とキレ気味に注意されたこともあるくらい。どこでもぐっすり眠れるという人なら大丈夫でしょう。
■電源は確保しやすい?
スマートフォンが普及したこともあり、各ベッドに電源が用意されているので、充電に困ることはありません。それでも日本とは違うプラグ形状だったり、位置が悪く使いにくいこともあるので、変換プラグや延長タップは必須。自分は変換プラグと延長タップが一体になった、ヤザワの海外用マルチ変換タップ(実売価格1020円)を愛用しています。
■共同で使う水まわりは?
共有スペースには冷蔵庫やキッチンがあり、自炊して食費を浮かせることができるのもポイント。以前、ベルギーのブリュッセルに宿泊した際、共有スペースで仕事をしながらスーパーで買ったパンとハムを食べていたら、同宿していた女性グループから、余った食材を分けてもらったことがあります。
トイレやシャワーも共用です。それぞれの部屋にあって部屋のメンバーで共用する場合と、1フロアまたはひとつの宿泊施設にひとつだけあり、宿泊者全体で共用するパターンがあります。
シャンプーやボディーソープ、歯磨きセットなどは用意していない施設が多いので、ドミトリーに宿泊する際は持っていったほうが無難です。またタオルもなく、有料で貸し出しというケースも多いので、こちらも持参したほうが旅費は抑えられます。
ちなみに筆者の場合、濡れたタオルを持ち歩くのがイヤなので、マイクロファイバー素材の速乾タオルを旅行用に持ち歩いています。
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