第81回
やり込むほどに何かを仕込んでいそうなゴルシを感じる……!
『ハチャウマ』は1人でも友だちとでも楽しめる「ウマ娘」最高のファンゲーム!シンプルな操作に奥深い戦略性が光る【PCゲームレビュー】
●4つの競技でハチャメチャなレース!
さて、ここからは本編の紹介に移ろう。「ストーリー」モードでは、おなじみのウマ娘たちの物語がフルボイスで描かれる。春の大感謝祭「ハチャメチャGP【グランプリ】」の競技種目「バスケ」「ドッジ」「大食い」「大障害」4つを通して、合計スコアをライバルと競っていく。
■バスケット奪取ステークス
4人で1つのボールを奪い合うハチャメチャバスケ。スティール(Bボタン)でボールを奪いつつ、シュート(Xボタン)を決めよう。ブロックで敵のシュートを防ぐこともできる(Aボタン)。重要なステータスはスタミナとパワーだ。
ベルトコンベアや追い風&向かい風といった移動阻害系、動く跳び箱やUFOの出現など、お邪魔系ギミックも豊富にあった。ゴールが複数縦に並ぶなど、どこか普通のバスケットボールとは違うところが面白い!
■ウマドッジチャンピオンシップ
ボールをぶつけ合うサバイバルドッジボール。シュート(Xボタン)は溜めると必殺シュートにでき、緩急を付けたり曲がるボールにできたりする。上手にボールが当たる瞬間にボタンを押せば、投げられたボールをキャッチする(Xボタン)ことも可能だ。重要なステータスはパワーと根性。
必殺シュートは強力だが、溜めている数秒は無防備になる。また、ボールを持っているとキャッチができないので、ボールを拾うか否か瞬時の駆け引きが大事になると感じた。
ときにはあえてボールを拾わずキャッチに専念したり、ボールを持ってるときに狙われたらほかのキャラクターの陰に隠れて盾にしたりと、いろいろ戦略を立てられる。
また、パーフェクトキャッチすると超必殺シュートのゲージが溜まるので、それを狙うのも戦略となるだろう。
■大食いダービー
料理を運ぶ「サーバー」と料理を食べる「イーター」の2人組で挑む競技。主な操作はサーバーで、ダッシュ(Xボタン)を駆使しつつ散らばった料理のなかから「なるべく同じ色の皿」の料理を拾いイーターの元へ運んでいこう(Bボタン)。重要なステータスは根性とパワーだ。
料理が重なっているところでボタンを押すと狙ったのと違うお皿を手にしてしまうこともあり、なかなか難しいと感じた。なお、料理を捨てることもできる(Yボタン)。どれだけ視野を広く持てるかが勝負のカギを握る。
■ファン大感謝祭 大障害
ある意味で本作を象徴する競技。障害物をかわしたりアイテムでほかの走者を妨害したりと、なんでもアリのハチャメチャレースを楽しめる。重要なステータスはスピードとスタミナだ。
基本操作は縦方向のライン移動と、障害物をよけるジャンプ(Aボタン)、スタミナを消費するダッシュ(Xボタン)と、障害物に当たる直前で使うと上手く回避できる熱血(Bボタン)。さらにアイテム(Yボタン)とスキル(RBボタン)の使用もあるので、全競技の中でもっとも手元が忙しいと感じた。
レース場や校舎、街中などいくつものステージごとに順位ポイントが加算。道中落ちている蹄鉄コインによるポイントとの合算で最終的な勝者が決まる。
ほかの走者の後ろに付けば「スリップストリーム」で速度が上がり、ダッシュで体当たりすれば妨害もできる。1レースの間にいくつものステージを経由するので、順位ポイントはもちろん蹄鉄コインによるポイント集めも重要だと感じた。
ヘルプを見るとほかのウマ娘のダッシュを熱血状態で受けると発動する「カウンターダッシュ」という応用テクニックも書かれていた。友だちと遊んだりオンライン対戦する際は決められると気持ちいいだろう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります