9月、10月、11月 3連休が5回あります
ドバイが片道1万円台!? この秋、航空券が安いお得な海外旅行先 3選
●オススメ旅行先 その3「ローマ」
ちょっと長めの休みがとれるなら、ヨーロッパに行ってみたいと考える人も多いはず。最近は東南アジアあたりまでの航空券が下落傾向にはあるものの、欧州便はまだまだ10万円台後半からが相場と割高です。そこでオススメなのが、ちょっと上級者テクにはなりますが「ソウル発券」で航空券を購入する方法です。
実はここ最近、ソウルから各地へのフライトがかなりお安くなっています。Googleフライトで東京から9月のヨーロッパ便をみてみると、最安でも10万円超え。ところが出発地を韓国のソウルにしてみると、最安10万円を切るエリアがゴロゴロ出てきます。そのなかでも激安なのがローマで、なんと5万円台から。
9月から11月で探してみると、11月10日にソウルを出発して、ローマを11月17日に発つ中国東方航空の便が最安4万9403円という、5万円切りの激安価格でヒットします。
ネックとなるのは日本からソウルまでのアクセスですが、最近は地方空港も含めて非常に多くの飛行機が飛んでいます。特にLCCの就航も多いためオトクな航空券も多くあります。また荷物に関しても、韓国系のLCCは機内持ち込みが10kg、預け荷物も15kgまでは無料という航空会社も多いので、旅費を抑えられるのがポイントです。
たとえば上記4万9403円のソウル〜ローマ便に乗るために、前後の日程で東京-ソウル便を検索してみると、3万円前後のチケットがヒットします。同様の日程で東京-ローマ便を検索すると、中国系の航空会社で10万円弱からで、欧州系や日系の航空会社は20万円台半ば。そのため日本〜ソウル便と、ソウル〜ローマ便を発券しても、トータルの価格としてはずっと安くなる計算です。
もちろん、日本〜ソウル便にマイルの特典航空券を使うといったテクを使えば、さらにトータルの出費は抑えられます。
注意点としては、乗り換えが多くなるため旅程がハードになること。そして日本からソウルまでの便と、ソウルからローマまでの便を別々に購入しているため、フライトの遅延や欠航があった場合、乗り継ぎなどの保証がありません。もし、日本からソウルまでの便が欠航したり、遅延して乗り継げないと、すべてが返金なしでパーになってしまうことも。
そのため、こういった旅程で航空券を購入する場合は、航空券購入時にキャンセル保証をつけたり、別途「航空機遅延費用等補償特約」などがついた海外旅行保険に加入しておいたほうが無難。全額は戻ってこないものの、ある程度の出費は抑えられます。
以上が、旅人が厳選するこの秋狙い目のオトクな渡航先情報でした。まだまだ円安と物価高で海外旅行へのハードルは高いですが、激安チケットを見つけ出して、海外旅行を楽しんでみてください!
※記事中の航空券等の価格は、原稿執筆時(8月27日)のものです。
この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)
世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。
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