モリケン氏はこの商品について、「靴底に専用水冷クーラーが入っている」と特徴を語った。一般的に水冷ユニットのラジエターは、ヘッドより高い位置にあるのが望ましい。気泡がヘッド部に貯まらないようにするためだ。しかし本機の水冷ユニットは逆だ。この問題についてモリケン氏は、「搭載されている水冷ユニットは、この製品のために専用開発されたものなので問題ない」と紹介した。
ちなみに、これらふたつの商品はまだ発売されておらず、今後発表予定とのこと。
エムエスアイコンピュータージャパン
エムエスアイコンピュータージャパンのトークセッションは、清水貴裕氏が担当。トークテーマは「MSIマザーボードのBIOSアップデート方法」について。
清水氏は「最近のPCは安定しているので、多くのユーザーはBIOSをアップデートしていない」と語る。しかし、CPUを安全に使うためにはBIOSをアップデートしたほうがよいそうだ。
ステージ上にMSIのマザーボードを用意して、実践してみせた。MSI製マザーボードの場合、BIOSのアップデートはUSBメモリーがあれば簡単にアップデートできる。公式サイトから入手したBIOSファイルを入れたUSBメモリーをUSB端子に挿すだけで、簡単にアップデートできる。
清水氏は「昔はフロッピーディスクを使ってドキドキしながらアップデートしていたけど、いまはUSBメモリーで簡単にできます。便利な時代になった……(笑)」としみじみ語った。
BIOSのアップデート方法は、以下の通り。PCにUSBメモリーを挿した状態でBIOS画面に入り、メニューから「M-Flash」を選択。するとファイルの場所を問われるので、USBメモリーを選択。あとはファイルを選択するだけで、自動的にBIOSが更新される。とても簡単だ。
ここで清水氏は、注意点を挙げた。それはオーバークロックや設定を変更している人は、元の状態に戻してからBIOSアップデートを行うこと。変更した状態でBIOSの更新を行うと、壊れてしまう可能性があるそうだ。
そしてもうひとつ、アップデート中に電源が切れてしまうと壊れる場合があるので、電源ケーブルがしっかり挿さっているかを事前に確認すべきだ。「外で雷が鳴っている日は作業しないほうがよい」と念を押した。
そしてもうひとつ、もっと便利なアップデート方法も紹介した。これはマザーボードと電源さえあれば、CPUが挿さっていなくてもBIOSのアップデートができる。作業はとても簡単で、USBメモリーをマザーボードの専用USB端子に刺した状態で、すぐ横にあるボタン「Flash BIOS Button」を押すだけ。
ただし、ひとつだけ注意点がある。それはUSBメモリーに入れたBIOSファイルのファイル名を「MSI.ROM」に変更しなければならない。
なお、この詳しい方法はMSIの公式サイトで確認できる。
BIOSアップデートの方法を紹介した清水氏は、「これらの注意点に気をつけてアップデートをすれば大丈夫。いままでBIOSアップデートでマザーボードを壊したことはない」と語った。「難しそう……」と思って躊躇している人は、一度チャレンジしてみてはいかがだろうか。
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