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MSIが自作PCの早組みイベントを秋葉原で開催

たった30分でPCを組み立て。猛者が技を披露したMSIカスタムPC王者決定戦2024

2024年08月26日 19時00分更新

 試合が始まると、選手たちは一斉に各パーツを開封し、ものすごいスピードでPCを組み立てていった。選手たちがPCを組み立てる様子は、速度はもちろんだが工程もスムーズ。さらに配線の取り回しが美しい。普段めったに見られないプロの技を身近で見ることができた来場者は、貴重な経験になったに違いない。

真剣な表情でPCパーツを組み立てる選手たち。マニュアルを読まずに組み立てる姿は、さすが熟練者たち

 なお、大会の優勝者はAt.Holyネズミ氏で、組み立てにかかった時間はわずか30分57秒だった。そして二位は空冷のPCを組み立てたモリケン氏、三位はKapi Lab.氏だった。

優勝者のAt.Holyネズミ氏。おめでとうございます!

協賛メーカーによるPCパーツ紹介コーナー

 イベントの第二部は、大会の協賛メーカー3社(ADATA、Cooler Master、MSI)によるトークセッション。各社は企業活動や最新プロダクツの紹介などを行った。

エイデータテクノロジージャパン

 メモリーやSSDなどで有名なエイデータテクノロジージャパンのトークショーは、企業紹介と取扱商品の解説。登壇したのはエイデータテクノロジージャパン・セールスマネージャーの濱崎善光氏。

エイデータテクノロジージャパン・セールスマネージャーの濱崎善光氏

 濱崎氏は事前に用意したスライドを使って、企業紹介を行った。ADATAは台湾の企業で、23周年を迎えた老舗メーカー。従業員数は全世界で約2100名とのこと。

 業績は非常に好調で、DRAMモジュールメーカーとして世界第二位、SSDモジュールメーカーとしても世界第二位と報告した。

ADATAの取り組みを、スライドで紹介した

 さらに今回のイベントは自作PCファンのイベントということで、自社のゲーミングブランド「XPG」にも言及。濱崎氏は「近年のADATAは、XPGのゲーミングPCケースや電源などにも力を入れて開発しているので、これからもADATAをよろしくお願いします!」とXPGプロダクトをアピールし、トークセッションを締めくくった。

工場では生産から動作チェックまで、オートメーションで行われている

クーラーマスター

 トークセッションのふたつめは、クーラーマスター。登壇したのは先ほどの大会で選手としても登場したモリケン氏。今回紹介したのは、最新プロダクトの2製品。

クーラーマスターの紹介は、モリケン氏が担当

 まず紹介したのは「NCORE 100 MAX」。こちらはフットプリントが小さいMini-ITX用のケースに、電源(850W)とクーラーがセットになっている製品。

 モリケン氏は「小型のPCケースは挿せるグラボに制約がある場合が多いが、この商品は3スロットまでグラフィックカードを挿せる。さらに拡張ができて、最大3.9スロット幅。RTX 4090などのハイエンドの製品まで使える」と利点を語った。

設置面積を取らない高性能PC「NCORE 100 MAX」

 もうひとつの商品は「Sneaker X」。製品名からわかるとおり、スニーカーのカタチをしている。モリケン氏に「通常のパソコンに飽きた人のためのマシン」と紹介されたこちらは、完成済みのPCとして発売される。なお、マザーボードの規格はMini-ITXだ。

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