1600万の個人口座を狙う詐欺メール
フィッシング対策協議会は、りそな銀行を騙るフィッシング詐欺が増えていると発表しました。これは、“インターネットバンキング・サービスにおいてパスワードの誤りが続いたので利用を一時制限した。解除するなら本人確認せよ”という内容のメールを送りつけて偽Webサイトに誘導し、アカウント情報を入力させて盗み取るという手口です。
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現在、りそな銀行の個人口座はおよそ1600万にも上りますから、突然のフィッシングメールに慌てて反応してしまう方も少なくないと思われます。
ですが、すでにりそな銀行から注意喚起が発表されていますので、ユーザーは一度確認すると良いでしょう。
発表によると、取引の有無にかかわらず2024年8月3日頃から「お客さま状況の確認」「振込手続きの制限」「口座の凍結」「マイゲートの利用一時制限」「取引目的の確認」などに関するお知らせを騙った電子メール・SMSの送信が発生しているとのこと。
もし受け取った場合は、「リンクなどをクリックしない」「返信せず削除する」ことが簡単で有効な対策になります。りそな銀行は「メールやSMSで、カード番号や個人情報の入力を求めることはありません」と発表していますので、今回ご紹介したようなメール内容であれば、無条件で削除しても大丈夫です。
どうしても気になる場合は、あらかじめ設定したブックマークから公式サイトに飛んでログインしてみましょう。ログインに成功した時点で、メールが嘘をついていることがわかりますね。
現在判明しているフィッシングメールの件名などは下記の通りです。
メールの件名
りそな銀行「マイゲート」お振り込み手続きの制限について
【りそな銀行】当社サイトご利用制限のお知らせ
【りそな銀行】お客様の口座が凍結されました。
【りそな銀行】【要返信】お客様の口座が凍結されました。
【りそな銀行】取引を規制いたしました
【りそな銀行】【重要】必ずご回答ください/お客さま情報等の確認について (2024/07/22 追記)
サイトのURL
https://clck.ru/3B●●●●
https://●●●●.vpkq●●●●.cn/
https://hw●●●●.com/
https://la●●●●.com/
https://qh●●●●.com/
https://jy●●●●.com/
https://wa●●●●.com/
※上記以外の件名、ドメイン、URLも使われている可能性があります。
※URLにパスやパラメータが付いていることがあります。
※「●●●●」部分は伏字化しており、実際のURLとは異なります。
フィッシング詐欺のメールやSMSがあなたのもとに届いた際は、フィッシング対策協議会に報告することをおすすめします。
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