新モンスター「チャタカブラ」と「ドシャグマ」との戦いを体験

「モンスターハンターワイルズ」先行プレイ、新要素で狩猟が快適かつ奥深くなる！

『モンスターハンターワイルズ』

　2025年に発売予定のモンスターハンターシリーズの最新作『モンスターハンターワイルズ』。いくつかのトレーラームービーや、情報公開などが行なわれシリーズファンは一層の期待を寄せていることだろうと思う。

　今回、「モンスターハンターワイルズ」を一足先にプレイし、新モンスター「チャタカブラ」と「ドシャグマ」との戦いを体験してきた。

　この体験で感じたのは、今作はモンスターと戦う面白さや、ゲームシステムの根幹を維持しつつ、新要素の導入により、より面白く遊びやすくなる進化を遂げていた。これは初心者ハンターから、熟練のハンターまで幅広いプレーヤーがより楽しめる内容になっていると感じた。

「集中モード」と「傷口」の概念が新しい！

　本作における注目すべき新機能の1つが、「集中モード」だ。

集中モードと傷口システムの連携が鍵になる

　L2ボタンの長押しで発動するのだが、この集中モードの最大の特徴は、攻撃方向を細かくコントロールできる点だ。これにより、プレイヤーは狙った部位を正確に攻撃することが可能となる。

　これまでのシリーズ作品の場合は、武器を振り下ろす場合は向きを調整する必要があった。集中モードではスティックを使ってコントロールすることで狙った方向に攻撃しやすくなるので、従来の作品で難しいなと感じた人にとってもプレイフィールがかなり良くなっている。

　一方で集中モードは最強というわけではなく、向きをコントロールする時間は無防備になってしまうので、スピードよく狙いを定めるか、従来通りのコントロールで攻撃するか。このあたりの選択肢が生まれるのも、本作の面白さだ。

　さらに、集中モードを使用するメリットに「傷口」という概念がある。「傷口」はモンスターの同じ場所を攻撃し続けることで生まれる弱点のようなものだ。傷口はほかの部位より多くのダメージを与えられる。

　「集中モード」を使うと、モンスターの傷口が赤く表示され、狙って攻撃しやすくなる。この視覚的な補助により、効果的な攻撃ポイントを把握しやすくなるのだ。

傷口は集中モードを使うと赤く表示される。そこを狙うと、よりダメージを与えることが可能だ

　集中モードと傷口システムと連携で、さらに大ダメージを与えられるチャンスが生まれる。

　集中モードは初心者にとっては攻撃を当てやすくする補助となり、上級者にとっては狙った部位や傷口を効率的に攻撃するための強力なツールとなる。モンスターの弱点を的確に狙い、戦略的な戦闘を展開するための重要な新機能となっている。

「セクレト」という騎乗動物がゲーム体験をさらに変える

新たな騎乗タイプの相棒「セクレト」

サブ武器を持ち込み、切り替えられるのも魅力だ

　本作には、「セクレト」という新たな騎乗できる相棒が登場する。そして、単なる移動手段にとどまらない多機能な存在となってくれる。

　というのは、フィールドを駆けるための乗り物としての役割はもちろんのこと、戦闘においても重要な位置を占めるからだ。プレイヤーはセクレトに乗りながら攻撃を行なうことができ、これにより機動力と攻撃力を両立させた戦闘が可能となる。さらに、セクレトに乗ったまま自動移動させることもでき、プレイヤーの手を煩わせることなくフィールドを探索できるのだ。

　また、セクレトはサブ武器を持つことができ、プレイヤーは戦闘中にセクレトの武器と自身の武器を切り替えることが可能だ。サブ武器とはいえ実際にはメイン武器を2つ持つことができるため、例えばメインに大剣、サブに弓を持っていれば、近距離の大ダメージを大剣で、距離を取って攻撃したい地形では弓をといった使い分けが可能。この機能により、戦闘の幅が大きく広がり、より多様な戦術を展開できるようになった。

　このセクレトの導入は、本作ののゲームプレイを大きく変える可能性を持っている。移動、戦闘、探索のあらゆる面でプレイヤーの体験を豊かにする重要な存在なのだ。