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50GB超え「NBA 2K22」でも超余裕! ついに出た「Samsung microSD EVO Plus 1TB」でもうNintendo Switchの容量は気にしない

2024年09月05日 10時00分更新

 

 microSDカードの容量も1TBの時代に突入した。8月1日にSamsungの「Samsung microSD EVO Plus」シリーズから1TBモデルが登場し、microSDの大容量化は、スマホやカメラ、ゲーム機器などさまざまなデバイスで恩恵を受けるだろう。

 「Nintendo Switch」(以下、Switch)もその中の1つだ。なにしろ、本体内蔵ストレージ容量が旧型や「Nintendo Switch Lite」は32GB、有機ELモデルが64GBとかなり少ない。しかも、すべてのストレージ容量が使えるわけではなく、ゲームのセーブデータやシステム用に確保されるため、実際にはより少なくなる。

 そのうえ、ゲーム自体も20GB前後の大型タイトルが増えてきている。Nintendo Switchは、家庭用ゲーム機の中ではそれほどゲームサイズが大きいほうではないが、複数のゲームタイトルを導入すれば、すぐに内蔵ストレージの容量は逼迫してしまう。

 そこで、SwitchにはmicroSDカードスロットが用意されており、microSDカードを装着することで、容量を拡張できるようになっている。それが1TBもあれば、ゲームタイトルだけでなく、動画も大量に保存できるほどの余裕が生まれる。

Samsung microSD EVO Plus 1TBの詳細をチェック!

「Samsung microSD EVO Plus」の1TBモデルパッケージ

 Switchの拡張ストレージとして、対応するmicroSDカードの規格は、microSD、microSDHC、microSDXCの3種類。スピードクラスはUHS-I(Ultra High Speed Phase I)に対応し、読み込み速度が60~95MB/秒を推奨している。

 Samsung microSD EVO Plusは、microSDXC規格で、スピードクラスはUHS-I U3。最大読み取り速度は160MB/秒としている(高速のSDカードリーダー使用時)。4K動画保存も余裕のV30のビデオスピードクラスやアプリケーションスピードクラスA2にも対応しており、Switchの拡張ストレージの仕様に余裕で準拠している(64GBモデルはUHS-I、V10、A1対応)。

Samsung microSD EVO Plusは、耐水、耐熱、耐X線、耐磁、耐落下、耐摩耗の6つの保護機能で大切なデータを守れる。10年間の限定保証付きという安心感も

 実際にパソコンのUSBに装着したSDカードリーダーにSamsung microSD EVO Plusを差してプロパティを確認すると、下のような画面になる。これを見て「アレ? 1TBじゃないじゃん」と思う人もいるだろう。

パソコンでSamsung microSD EVO Plus 1TBのプロパティをチェックした画面。「容量: 1,025,356,333,056 バイト 954GB」となっている

 ざっくり説明すると、そもそもコンピューターが読み書きするにあたり、0か1の2進数で表現される。そのため扱う単位も2進数で表現されるが、一般的な10進数で換算すると差が生じてくる。10進数だと、1000B=1KB、1000KB=1MB、1000MB=1GB、1000GB=1TBとなるが、これが2進数だと、1024B=1KB、1024KB=1MB、1024MB=1GB、1024GB=1TBとなってしまう。

 そのため、1兆253億5633万3056Bは、GB単位にしようとすると10億(1024×1024×1024)で割るので、約954GBとなるわけである。ところが、製品として表記する場合は、ストレージ業界(IDEMA)の慣習から1GB=1,000,000,000B(=10億バイト)で計算するため、1兆253億5633万3056Bは約1025GBとなり、約1TBの容量という表現になる。

 1TBは1兆バイトのことなので、1兆253億5633万3056Bと1兆バイトを超える容量であることは変わらないので、1TBないわけではない。ややこしいところだが、バイトという単位のことを理解してほしい。

Switch上でも空き容量は、954GBと表示される。つまり1024B=1KBで換算していることになる

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