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【~生誕140年~ 竹久夢二 作品展】

人気再燃も納得! “大正ロマン”を代表する画家・竹久夢二が無料で見られる作品展、確かにこのレトロ・ポップさは今でも刺さるわ~!

2024年08月23日 12時30分更新

~生誕140年~ 竹久夢二 作品展

 丸善 丸の内本店では、4階のギャラリーで「~生誕140年~ 竹久夢二 作品展」を8月27日(火)まで開催中です。

 竹久夢二は明治末から昭和初期にかけて活躍した大正ロマンを代表する画家で、近年はグラフィックデザインの先駆けとして人気が再燃しているのだそう。学生時代に美術の資料集で目にした記憶はあるけど、ちゃんと作品を見たことはなかったなぁ…。

 ということで、丸善 丸の内本店に取材に行ってきました!

バリエーションの多さが魅力の夢二作品

~生誕140年~ 竹久夢二 作品展

 今回の「~生誕140年~ 竹久夢二 作品展」は作品を展示するだけでなく、展示作品の販売も行われています。夢二作品を専門に扱う港屋の大平龍一社長にお話を伺ったところ、夢二作品の魅力は「浮世絵風の美人画から当時最新のポップなモダンガールまで、絵の幅、バリエーションが多いところだと思います」とのこと。今回の展示も肉筆、初版(=大正当時の木版画)、復刻木版画が勢ぞろいしています。

~生誕140年~ 竹久夢二 作品展

大平社長が今回の展示の見どころだという肉筆の掛け軸。特に中央の「南枝早春」が一押しとのこと

南枝早春

「南枝早春」(中央)

 また、夢二作品は雑誌の表紙を飾ることも多く、当時は1枚1枚刷った絵が表紙に貼り付けられていたそうです。

~生誕140年~ 竹久夢二 作品展

雑誌『婦人グラフ』の表紙になった作品(初版)

~生誕140年~ 竹久夢二 作品展

復刻木版画のコーナー

~生誕140年~ 竹久夢二 作品展

デッサンのような作品も。確かにバリエーションの豊富さがうかがえます

 今回の作品で私が好きだなと思ったのは、「エイプリルフール」と「星まつり」と題された作品でした!

エイプリルフール

「エイプリルフール」。今回の展示の中でも、色鮮やかさが特に目立っていた気がします

「星まつり」。花札の1枚のような絵柄が印象に残りました

 肉筆の掛け軸は作風から「美術品!」という印象ですが、木版画はレトロなポップさを感じられる作品が多く、確かに今人気が再燃しているというのもうなずけます。

 「肉筆の作品は美術館にでも行かないとなかなか見られない」(大平社長)ということでしたので、入場無料で見られるこの機会に“大正ロマン”の世界に足を運んでみてはいかがでしょうか。


~生誕140年~ 竹久夢二 作品展
会期:8月21日(水)~8月27日(火)
会場:丸善 丸の内本店 4FギャラリーA
住所:東京都千代田区丸の内1-6-4 丸の内オアゾ1階~4階
開催時間:9:00~21:00(最終日は16:00閉場)
入場料:無料


文 / 須田ユウキ(LoveWalker編集部)

東京生まれ。
趣味はラーメン店巡りとスーパー銭湯巡り。


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