中国古典小説のひとつとして知られる「西遊記」を題材にしたアクションゲームで、8月20日の発売とともに、瞬く間にSteam同時接続数が220万人を突破し、Steamレビューも「圧倒的に好評」を維持している「黒神話:悟空(Black Myth: Wukong)」。美麗なグラフィックスに、そこそこの難易度、自動的に爽快なアクションに繋げてくれる操作性と、世界のゲーマーが認めるだけある内容となっている。
「斉天大聖(孫悟空)」が再び封じられてから数百年。斉天大聖が復活するという6つの霊宝を集めるために、孫悟空と瓜ふたつの天命人(主人公)が世界を巡ることになる「黒神話:悟空」を、18万円で組めるゲーミングPCでプレイしてみたので、どの程度快適に遊べるのか、フレームレート検証を交えつつレビューしていこう。
Ryzen 7 5700XとGeForce RTX 4070 SUPERでプレイ
検証に使用したゲーミングPCは、今コストを抑えたゲーミングPC自作の最適解のひとつと言えるAMD Socket AM4を使用している。CPUには、ゲームプレイに必要十分な性能を備えたRyzen 7 5700Xに、WQHDディスプレーでの高精細ゲーミングを狙えるGeForce RTX 4070 SUPER GDDR6X 12GBを組み合わせ。そのほか32GBメモリーに、1TB 1万円台のPCIe4.0 NVMe SSDといったパーツを組み合わせている。
テスト環境 | |
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CPU | AMD「Ryzen 7 5700X」 (8コア/16スレッド、最大4.60GHz) |
CPUクーラー | サイズ「FUMA3」 (空冷、サイドフロー、120mm×2) |
マザーボード | MSI「MPG B550 GAMING PLUS」 (AMD B550、ATX) |
メモリー | G.Skill「F4-3600C16D-32GTZNC 」 (16GB×2、DDR4-3600) |
ビデオカード | MSI「GeForce RTX 4070 SUPER 12G GAMING X」 (GeForce RTX 4070 SUPER、12GB GDDR6X) |
ストレージ | Western Digital「WD Blue SN580 NVMe 1TB WDS100T3B0E」 (NVMe M.2 SSD 1TB、PCIe4.0×4) |
電源ユニット | SuperFlower「LEADEX V PLATINUM PRO 1000W P130X-1000 PRO-WT」 (1000W、80PLUS PLATINUM) |
OS | Microsoft「Windows 11 Home」(23H3) |
テストに使ったパーツ構成とは若干異なるが、ほぼ同じスペックのゲーミングPCを、OS別18万円前後でそろえられるのがポイントだ。
18万円で組める! 黒神話:悟空におすすめのパーツ構成 | ||
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CPU | AMD「Ryzen 7 5700X」 (8コア/16スレッド、最大4.60GHz) |
2万2600円前後 |
CPUクーラー | DEEPCOOL「AK400」 (空冷、サイドフロー、120mmファン) |
3700円前後 |
マザーボード | MSI「MPG B550 GAMING PLUS」 (AMD B550、ATX) |
1万2700円前後 |
メモリー | ESSENCORE「KLEVV KD4AGUA80-32N220D」 (、16GB×2、DDR4-3200) |
8600円前後 |
ストレージ | Western Digital「WD Blue SN580 NVMe 1TB WDS100T3B0E」 (NVMe M.2 SSD 1TB、PCIe4.0×4 ) |
1万1800円前後 |
ビデオカード | PNY「GeForce RTX 4070 SUPER 12GB VERTO OC VCG4070S12DFXPB1-O」 (GeForce RTX 4070 SUPER GDDR6X 12GB) |
9万4000円前後 |
PCケース | ZALMAN「P30」(ピラーレスミドルタワー、ATX) | 1万1500円前後 |
電源ユニット | MSI「MAG A750GL PCIE5」 (750W、80PLUS GOLD) |
1万3000円前後 |
総額(税込) | 17万7900円前後 |
※価格は8月23日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。
Windowsとプレイ解像度には要注意だ
「黒神話:悟空」をプレイしていくまえに、1点注意点がある。それがプレイ解像度と、Windowsの解像度、「拡大/縮小」の設定になる。「黒神話:悟空」の表示モードは、「仮想フルスクリーン」か「ウィンドウ」になる。ほとんどは「仮想フルスクリーン」を選択すると思うが、ここで注意したいのが4K/WQHDディスプレーを使っているユーザーだ。
ほかのゲームタイトルでも見られることだが、4K/WQHDディスプレーでゲームプレイ解像度を下げても、Windowsの解像度や「拡大/縮小」の設定に引っ張られ、フレームレートが伸びないことがある。「黒神話:悟空」もそのひとつなのでWindowsとプレイ解像度を合わせるのが吉だ。
「画質レベル:最高」「サンプリング解像度:100(DLAA)」「スーパー解像度:DLSS」「フレーム生成:ON」といった画質設定で、発売前に公開された公式ベンチマーク(ゲームバージョン 1.0.314649)を実行すると、フレームレートは最大で20fps近くも伸びる結果になった。Windowsの解像度を変更するだけなので、積極的に実行するようにしたい。
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