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ネジ穴も消えた! GIGABYTE「B650E AORUS STEALTH ICE」は背面コネクターマザーの筆頭候補だ

2024年08月23日 10時00分更新

文● 藤田忠 編集●北村/ASCII
提供: 日本ギガバイト

マザー表面から消えたのはコネクターだけではない!

 続いては、背面コネクターマザーボードの最大のトピックとなる背面を確認していこう。背面装備となっても、トップ3基、サイド1基、ボトム2基を備えた計6基のPWMファンコネクター、ケースフロントUSB 3.2 Gen1ヘッダーや、USB Type-C ヘッダーコネクターなど、ひと通りを備えている。

トップ背面。PWMファンコネクターは3基のほか、8ピンCPU 12Vコネクターを備える

ボトム背面。3ピンARGBヘッダーや、USB2.0ヘッダー、リセットスイッチなどが並んでいる

サイド背面。ATX24ピンはじめ、フロントUSBインターフェースヘッダー、さらに内蔵ディスプレー向けのHDMI出力端子となる「Sensor Panel Link」などを確認できる

 マザーボード背面に各種コネクターを備えるだけでなく、ボトム表面が真っ平らになっている「B650E AORUS STEALTH ICE」。さらに、よ~くマザーボード表面を眺めると、マザーボードを固定するネジ穴も隠されているのに気がつく。トップの電源回路部とメモリースロット横には、マグネットで着脱できるカバーを備えることで隠し、ボトム部のネジ穴はカバーで覆い隠されている。

トップのネジ穴は、カバーで隠される仕組みだ。マグネット固定なので、ケースに収めた状態でも着脱は簡単だ

ビデオカードスロット上にある固定ネジ穴は、使わないようになっている

PCケース側のスペースは、そのままでも基板とショートすることはないので大丈夫。固定ネジを使えないだけだ

ピラーレスケースに組み込んでみた

 実際に、背面コネクター対応PCケースに「B650E AORUS STEALTH ICE」を組み込んで、その組み立て易さなどを確認してみた。

 マシン構成は「B650E AORUS STEALTH ICE」のホワイト&シルバーカラーが映えるホワイトパーツでコーディネートした。各社の背面コネクターマザーボードに対応するミラーレスPCケースに、キレイな白色の水冷ユニット、純白のヒートシンクを採用したメモリーなどを使用している。

パーツ構成
CPU AMD「Ryzen 5 9600X」(6コア/12スレッド、最大5.40GHz)
CPUクーラー CPS「DS360 WHITE」(簡易水冷、360mmラジエーター)
マザーボード GIGABYTE「B650E AORUS STEALTH ICE」(AMD B650E、ATX)
メモリー Crucial「CP2K16G60C36U5W」(16GB×2、DDR5-6000)
ビデオカード AMD Radeon Graphics(CPU内蔵)
ストレージ WESTERN DIGITAL「WD_Black SN850 NVMe WDS100T1X0E-00AFY0」
(NVMe SSD 2TB、PCIe4.0×4)
PCケース Antec「Constellation C5 ARGB WHITE」(ピラーレスミドルタワー、ATX)
電源ユニット SuperFlower「LEADEX V PLATINUM PRO 1000W P130X-1000 PRO-WT」
(1000W、80PLUS PLATINUM)
OS Microsoft「Windows 11 Home」(23H3)

7基のARGBファンを備えたピラーレスPCケースのAntec「Constellation C5 ARGB WHITE」

電源ユニットの設置スペースになっているのもあり、背面は広めなのでケーブル取り回しはしやすい

「Constellation C5 ARGB」には、7基のARGB LEDヘッダーとPWMファンコネクターを接続できるハブを備えている。標準ではARGB LEDとファンのケーブルは、かなりごちゃっとしているので、再配線は必須だ

CPSの最新モデルとなる水冷ユニット「DS360」。スクウェアカバーとデジタルモニターを搭載、鏡面と透明感のあるスタイルを実現している

鉄板中の鉄板メモリーブランドとなるCrucialオーバークロックメモリーのPro Overclockingシリーズから、DDR5-6000 16GB×2モデルの「CP2K16G60C36U5W」を採用した

 ケースへの固定は詰まることなくスムーズに完了。背面コネクターへのアクセスは、PCケースボトムのARGB・PWMハブが少しジャマになるが、問題ないだろう。

対応ケースなので、背面コネクターへのアクセスは問題なしだ

ハブまわりはどうしてもごちゃっとするので、マザーボードボトムのコネクター類は、少し抜き差ししづらい

フラットなPCケース正面左側面。各種パーツの組み込みが楽しみだ

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