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バイデン政権の置き土産? 解約手続き「たらい回し」の規制検討

2024年08月16日 17時50分更新

 米大統領選挙への出馬をカマラ・ハリス副大統領に譲り今季で引退することが決定しているジョー・バイデン大統領のX(旧Twitter)投稿が話題を呼んでいる。

 「書類手続きや待ち時間、詐欺などにより、企業が米国民を煩雑にさせていることを取り締まる措置を発表する」とあり、サブスクリプションや会員登録の解除を簡単にする取り込むとしている。

 動画・音楽配信などのサービスにおいて会員登録はオンラインで数クリックで実施できるのに対し、解約しようとすると書類を郵送する必要があったり、ウェブページでは数多くの入力欄を用意したり複数のページに飛ばせるなどしてユーザーに解約しにくくする「ダークパターン」と呼ばれる悪意のあるUI設計が世界的に横行していることに対し、是正する取り組みを進めるようだ。

ホワイトハウスのニュースリリース

 ホワイトハウスも同日の声明にて、ジムの会員権から定期購読の解約などのキャンセルのための煩雑さ、健康保険会社とのやり取りの不必要な複雑さなどに対して今後数ヵ月間は取り締まりを強化し、解約が契約と同じ程度に簡単にするように義務付けるとしている。また、運輸省では航空会社に対してフライトキャンセル時の対応を厳格化、保健福祉省では医療保険に関するやり取りの改善、さらには消費者金融保護ではカスタマーサービスにおける電話たらい回しを防ぐ取り組みなど、多くの機関で利用者サービス向上取り組みが進められるという。

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