第60回
【鉄板&旬パーツ】美観を損ねるチューブが目立たない! LIAN LIの水冷「HydorShift AIO」は内部を見せたい派必見
細かな付属品も白色で統一されてる!
付属品は従来のAIO水冷クーラーとおおむね同じで、LGA1700、Socket AM5ともに水枕の固定に悩むことはないだろうが、おっと思う点があった。それが固定ネジを隠せるマグネット型のカバー。白でコーディネイトしても固定ネジなどは見えてしまう製品が多いが、付属カバーで一体感のある外観を実現しているのだ。細かな配慮だが、かなりうれしいポイントだろう。
組み合わせるPCケースが超重要
外観などをチェックしたあとは、「HydroShift LCD 360R WHITE」の取り付けだ。ここでは、敢えて「HydroShift AIO」の互換性リストに載っているPCケース以外に試してみることにした。
とは言え、マウントスペースには幅140mm、長さ403mm以上と、スペース広めの360mm対応ケースか、420mmサイズラジエーターに対応したモデルがターゲットになるが、ケースはかなり限られる。
今回、ケーストップが420mmラジエーターに対応しているほか、トップのラジエーター/ファンパネルを取り外し可能で、非常に組みやすい大型ミドルタワーPCケースのFractal Design「Define 7 TG」で試したのだが、かなり難航した。
冷却チューブの取り回しと、水枕からの冷却液チューブを上向きに設置するには、ラジエーターを「Define 7」の左サイドパネル側に固定する必要があったのだが、「HydroShift AIO」シリーズのラジエーター幅は124.5mmのため、残念ながらケースフレームと干渉してしまった。ラジエーターサイドのプレートを取り外すことで、固定できたのだが、冷却液チューブの取り回しを含めて、”スムーズ”な取り付けとはいかなかった。
冷却液チューブが隠れることで、AIO水冷クーラー搭載PCとは思えない、スッキリとした見た目になるので、好みのデザインのPCケースと「HydroShift AIO」シリーズの組み合わせに挑戦したくなるが、ケーストップのラジエーターマウントスペースの幅、長さ、トップスペースとマザーボード間をしっかりと確認しよう。
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