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え、この機能でこの価格!? HondaのコンパクトSUV「WR-V」に乗ってコスパの良さを実感

2024年08月12日 12時00分更新

WR-V

Honda/WR-V(写真・取材のグレードはZで234万9600円。取材車両のオプション込みの価格は258万7200円)

 発売1ヵ月で約1万3000台と、月販売台数の4倍以上のペースで売れまくっているHondaのコンパクトSUV「WR-V」。「210~250万円弱でコンパクトSUVが買える!」というのは、かなり魅力的な話で、コスパにこだわる消費者に選ばれるのも無理はありません。「でも、安かろう悪かろうじゃないの?」という心配も。本当にそうなのか、チェックしました。

コンパクトとはいえサイズはVEZELとほぼ同じ

WR-V

左からZR-V、VEZEL、WR-V

 Honda SUV三兄弟の末弟であるWR-V。末っ子といっても、ボディーサイズは全長4325×全幅1790×全高1650mm、ホイールベース2650mmと、次男のVEZELとあまり変わらなかったりします。

 VEZELとの違いは駆動系と装備面。WR-Vがガソリンエンジン&FFのみであるのに対し、VEZELはe:HEV(ハイブリッド)と4WDを用意しています。また装備面でもVEZELの方が豪華。ここで差別化を与えるというわけです。

WR-V

トヨタ/ヤリスクロス

WR-V

日産/キックスe-POWER

 さて、VEZELのライバルになりそうなのがトヨタ「ヤリスクロス」のガソリンモデル。価格は190万7000円~278万2000円と、ほぼ同じです。ですが寸法は、全長4185×全幅1765×全高1590mm、ホイールベース2560㎜と、WR-Vより1回り小さい印象。さらに言えば、WR-Vのボディーサイズは約100万円高い日産「キックスe-POWER」(全長4290×全幅1760×全高1605mm、ホイールベース2620mm)よりも大きかったりします。

WR-V

全幅1790×全高1650mm

WR-V

全長4325mm、ホイールベース2650mm

WR-V

リアビュー

 スタイリングはクロカン風で、スマートな印象を与えるVEZELと差別化。それは数字にも表れていて、全長ではVEZELのほうが5mmほど長く、全高WR-Vのほうが70mm高かったりします。

WR-V

WR-Vの最低地上高は195mm

 そしてWR-Vの最低地上高は195mmで、VEZEL(ガソリン車)の170~185mmと比べると、やや高い設定になっています。結果、クロカン風のマッチョなスタイリングと相まって「ギア感」を強めているといえます。

WR-V

WR-Vのフロントマスク

 「ギア」感を一層強めているのがフロントマスク。Hondaとしては珍しく大きな開口部にゴツゴツしたテクスチャーで実にイマドキです。

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バックドアを閉じた状態

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 気になるバックドアの開閉ですが、それほど後ろに空間がなくてもドアは開きそう。ただVEZELよりは空間が必要になりそうです。

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荷室の様子

WR-V
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プライバシートレイは紐で持ち上がるタイプ

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床面を開けたところ

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後席を倒したところ

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 荷室は驚きの458Lでライバルを圧倒。ただし、コスト削減かプライバシートレイは「ただの板」で、取り外した時の置き場所はありません。そしてアクセサリーソケットなどもありません。後席を倒したところ、フルフラットにはならず。ここは割り切りなのでしょう。床下にはパンク修理キットなどが用意されていました。

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