後は、本体にフィラメントを装着。これで印刷の準備は整いました。といっても、いくら調整済みとはいえ、設置場所による影響があります。そこで、最初に基本的なキャリブレーションをしておいたほうが確実です。
キャリブレーションは、本体のタッチパネルやアプリから実行可能。例えばアプリであれば、「設定」メニューの「キャリブレーション」を選択。すると、「自動ベッドレベリング」「モーターノイズキャンセリング」「振動補正」という3つの機能が使えます。
「自動ベッドレベリング」は、ヒートベッドの高さを自動で測り、傾き補正をしてくれるというもの。これにより、出力中に剥がれる、造形物が斜めになるといったことが防げます。
「モーターノイズキャンセリング」は、モーターを動かすときの騒音を抑える機能。オンとオフとの差は結構大きく、一度は試してみるといいでしょう。
「振動補正」は、モーターを動かした場合の振動を測り、その結果から、振動しづらくなるように動きを制御するというもの。印刷速度があがるほど動きが激しくなるため、振動を抑制してくれる機能があるのは魅力的ですね。
3つともフル調整すると30分ほどかかりますが、印刷品質向上に役立つだけに、ここは素直に実行したほうがいいでしょう。ちなみに、実行してから完了するまでは、基本的に待つだけ。これといった操作もないので、放っておけば大丈夫です。
試しに印刷してみたい、というなら、ユーザーがアップロードしている3Dモデルを印刷させてもらうのが近道。公式となる「Bambu Lab」もいくつか作品をアップロードしているので、これらを試してみましょう。
探し方は簡単で、アプリの下部から「作品」を選択し、印刷してみたいものを選ぶだけです。ちなみにBambu Labの作品を見るなら、「デザイナー」をタッチし、「人気のフォロワー数」に切り替えるとトップに出てきます。
作品を選ぶと関連する複数のプロファイルが表示されるので、印刷したいものを選択。プリンターを選び、次へをタッチします。
すると、プレートの種類設定やフィラメントの選択画面となるので、適切に選択。最後に「今すぐ造形」を選ぶとデータが転送され、造形が始まります。
後は印刷が終わるまで待つだけ。3Dプリンターがひとりで頑張ってくれるため、基本的にやることはありません。内蔵カメラで状況を確認できるため、3Dプリンターのそばにいる必要はありません。
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