週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

iPhoneではもうパスワード管理アプリに課金しなくて大丈夫

2024年08月08日 12時00分更新

 Face IDやら指紋認証やらが普及しても、相変わらずパスワードはなくならないし、登録しているサービスは日々増える一方で、ますます管理がめんどくさい。そんなパスワード管理のために、わざわざパスワード管理アプリを使ってサブスク契約している、という方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

 しかし! iOS 18からはその費用、もう必要ありません! iOS 18には、標準でパスワード管理アプリが付いているのです。Yahooooo!!!

 実際使ってみると、なかなか使い勝手もよく、漏洩アラート機能もあるので、使用感は上々です。惜しむらくは、パブリックベータ版の時点では、他のパスワード管理アプリからのインポート機能がないのでこれまでiPhone上で登録したアカウント以外のパスワードを利用するには、個別に手入力して登録するか、一度パスワードを調べた上で再度iPhone上のブラウザーでログインしなおす必要があることくらいでしょうか。乗り換え作業は少々面倒かもしれませんが、パスワード管理の心配事から開放されるのは、案外気持ちいいですよ!

※アップルの最新OSのパブリックベータ版の画面は一般に公開することが禁じられていますが、本稿では特別に取材許可を得たうえで掲載しています。

標準搭載されるパスワード管理アプリ「パスワード」

こちらが新しい標準アプリ「パスワード」のアイコン

起動するとこんな感じの画面に。アプリの起動には、有無を言わさずFace IDなどの生体認証が必須

数字のない[コード]は、二段階認証でコード入力が設定されているアカウントの管理が可能で、[削除済み]は文字通り、すでに使わなくなったアカウントを削除した際のゴミ箱的役割

①の[すべて]では、すべてのWebサービス、ログインが必要なアプリのアカウントを管理できる。右横になんらかのマークが付いたアカウントは運用に「問題あり」のアカウント

②は「問題あり」のアカウントのみを表示。パターンは、他のアカウントと同じパスワードが設定されているもの、短すぎたり同じ数字の連続や連番など簡単に推測できるもの、すでに漏洩していると思われるパスワードの3種類。[すべて]のアカウント上で、漏洩が危惧されるパスワードは赤い「!」マークが付き、そのほかの2つにはグレーの「!」マークが付く

③パスキーが設定されているアカウントを表示。ここに並んでいるアカウントでは、Face IDなどによるパスキーでのログインが可能

④Wi-Fiスポットのログイン情報もここで一括管理できる。一度でも接続したことのあるWi-Fiはすべて記憶されている

⑤1つのアカウントとパスワードを家族などで共有したい場合には、ここで設定しておける。NETFLIXなど、家族アカウントが用意されているものに有効だ

⑥新しく手動でアカウント登録する際にはこちらから。PC上で登録したアカウントなどをiPhoneでも利用する場合に利用する。残念ながら、現状では他のパスワード管理アプリで登録されているアカウントをインポートする機能はないので、一度iPhone上のブラウザーからログインするか、ここから手入力するしかない

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事