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JN-i27QR-C65W-HSPをレビュー

USB Type-C給電&KVM対応の27型WQHDディスプレーで約2.8万円は即ポチ損なしの最安級

2024年08月03日 10時00分更新

文● 松野将太 編集●ジサトライッペイ/ASCII
提供: 株式会社JAPANNEXT

ステレオスピーカーやKVM機能も完備

 JAPANNEXTの製品ではおなじみなのだが、価格を絞ったコスパ製品でもしっかりスピーカーを搭載している。液晶パネルの背面左右に2W×2のスピーカーを内蔵し、とりあえず本製品さえあれば別途スピーカーを用意せずともPCのサウンドが聞ける状態になる。

USB Type-C給電&KVM対応の27型WQHDディスプレーで約2.8万円は即ポチ損なしの最安級

スピーカーは本体裏の左右に内蔵

 とはいえ、高品質なスピーカーではないため、音質面に関しては妥協する必要がある。特に映像や音楽コンテンツは、音質の平板さが悪目立ちしてしまう場合がしばしばある。

 本格的に楽しみたい場合は、別途PC用のスピーカーやヘッドフォン・イヤフォンなどを用意したいところ。もちろん、PCのシステムサウンドで通知音などが聞こえれば問題ないぐらいであれば、内蔵スピーカーだけでも十分だ。

 映像入力端子はHDMI 2.0、DisplayPort 1.4、USB Type-Cの3系統。いずれも最大解像度はWQHD(2560×1440ドット)、最大リフレッシュレートは75Hzとなる。

USB Type-C給電&KVM対応の27型WQHDディスプレーで約2.8万円は即ポチ損なしの最安級

インターフェースはHDMI 2.0、DisplayPort 1.4、USB Type-C、USB Type-A×2、USB Type-B、オーディオ出力ほか

 ほか、周辺機器接続用にUSB Type-Aを2基、PCと接続するためのUSB Type-Bを備える。これらは2台のPCで1組のマウスとキーボードを切り替えるKVMスイッチ機能用だ。

USB Type-C給電&KVM対応の27型WQHDディスプレーで約2.8万円は即ポチ損なしの最安級

KVMスイッチ利用時のイメージ図。ディスプレーに接続した2台のPC間で、マウスとキーボードを共有できる

 KVMスイッチを利用する場合は上記イメージ図のように、まずディスプレーにマウスとキーボードをUSB接続する。その上で、USB Type-B to Type-AケーブルおよびHDMIまたはDisplayPortケーブルを1台目のPCに接続。

 もう1台のPCはUSB Type-Cケーブルでディスプレーに接続する。これでディスプレーに接続したマウスとキーボードを2台のPC間で共有できるわけだ。自宅のデスクトップPCと仕事用ノートPCの二刀流ユーザーなら、非常に魅力的な機能と言っていいだろう。

 USB Type-CはUSB PDに対応し、最大65Wの給電をサポート。つまり、対応ノートPC接続時は、ケーブル1本で映像表示と周辺機器接続、本体バッテリーの充電が可能となる。

USB Type-C給電&KVM対応の27型WQHDディスプレーで約2.8万円は即ポチ損なしの最安級

ケーブルは電源のほか、USB Type-CとHDMI、USB Type-B to Type-Aが付属する。多量の電力を消費しがちなUSB PD対応ディスプレーだが、本機はACアダプターじゃないので机回りがすっきりする点も地味にうれしい

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