安価だがスタンドは調整機能が豊富
JN-i27QR-C65W-HSPの本体サイズは、約614(W)×192(D)×395~505(H)mm(横置き時)。27型と比較的大きめのパネルを採用していることもあり、それなりに幅はあるものの、上辺および左右辺のベゼル幅は約2mm、非表示領域は約6mmの3辺狭額縁設計を取り入れている。
昨今は狭額縁のディスプレーが珍しくないとはいえ、イマドキの同クラス製品と比較してもまずまずのサイズに収まっていることは間違いない。本体重量は約5kgと、こちらも27型ディスプレーとしては平均的な重さに留まる。
スタンドは台座部分がクセのない長方形形状で、安定性に問題はない。スペースさえ確保しておけば、設置に関しては特に困ることはないだろう。
安価な製品ではスタンドの位置調整機能がおざなりになっていることもしばしばだ。しかし、本機は高さ調整、チルト(画面の上下傾き)、スイーベル(左右の振り)、90度のピボット(回転)など基本的な位置調整にしっかり対応している。
高さは横置き時395~505mm、縦置き時625~635mmの間で無段階に調節可能。チルトは-5~+20度、スイーベルは左右それぞれ30度まで調整できる。
実際に動かしてみてもスタンド部分にガタつきはなく、柔軟にポジションを決められた。27型でピボットしたディスプレーはかなり存在感があるものの、縦長のウェブページや縦型資料の閲覧などに便利だ。
また、同梱のスペーサーを使用することでVESAマウント(75×75mm)に対応できる。卓上に設置スペースがないような場合、別途ディスプレーアームの導入を検討できる。
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