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JN-i27QR-C65W-HSPをレビュー

USB Type-C給電&KVM対応の27型WQHDディスプレーで約2.8万円は即ポチ損なしの最安級

2024年08月03日 10時00分更新

文● 松野将太 編集●ジサトライッペイ/ASCII
提供: 株式会社JAPANNEXT

USB Type-C給電&KVM対応の27型WQHDディスプレーで約2.8万円は即ポチ損なしの最安級

 JAPANNEXTの「JN-i27QR-C65W-HSP」は、WQHD(2560×1440ドット)のIPSパネルを採用する27型ディスプレーだ。最大65W給電のUSB Type-CポートやKVMスイッチに対応するなど、トレンドの機能もしっかり押さえている。

 それでいて、販路をAmazonに限定することで価格は2万8480円と同条件では最安級を実現。実売価格3万円を超えてくるディスプレーも珍しくない条件なので、この優れたコストパフォーマンスが本製品の大きな特徴となっている。

 一方で、リフレッシュレートは最大75Hzと高くない。ゆえに、ゲーミングではなく、普段使いやデスクワーク向けの「ちょうどいい」バランスが魅力のモデルと言えるだろう。

 本稿では、JAPANNEXTから貸与されたJN-i27QR-C65W-HSPの製品サンプルで製品の外観や特徴、気になる機能などをチェックしていく。

USB Type-C給電&KVM対応の27型WQHDディスプレーで約2.8万円は即ポチ損なしの最安級

JAPANNEXTの27型WQHD液晶ディスプレー「JN-i27QR-C65W-HSP」。Amazon価格は2万8480円

IPSパネルで高精細、色域も広くリッチな画面表示

 JN-i27QR-C65W-HSPの液晶パネルは、上下左右178度と広い視野角を備えるIPSパネルで、光沢のないノングレアタイプ。WQHDの高解像度であることに加え、最大輝度は一般的な室内環境では十分な400cd/m2。sRGB:100%・DIC-P3:98%カバーと色域が広いなど、パネルのスペックもあなどれない。

USB Type-C給電&KVM対応の27型WQHDディスプレーで約2.8万円は即ポチ損なしの最安級

ノングレアのIPSパネルを採用。高精細かつ広色域で、パネルの素性も悪くない

USB Type-C給電&KVM対応の27型WQHDディスプレーで約2.8万円は即ポチ損なしの最安級

sRGB:100%、DIC-P3:98%の広色域をカバー

 実際にPCを接続して画面を表示してみると、大画面ながら高解像度による精細な画面表示、色表現の鮮やかさも相まって、見栄えは非常に良い印象だ。

 HDRコンテンツにも対応しており、普段使いやデスクワークでの利用に限れば不足を感じる人はまずいないだろう。3万円切りとかなり安価なので、マルチディスプレー環境などにも導入しやすい点は大いに評価できる。

 本製品はAMDの画面同期技術「FreeSync」もサポート。ゲームのようなフレームレートが変化する環境での画面のカクつき・チラつきを抑えられる。

USB Type-C給電&KVM対応の27型WQHDディスプレーで約2.8万円は即ポチ損なしの最安級

FreeSyncにも対応。フレームレートとリフレッシュレートのズレによるカクつき・チラつきを抑えられる

 ただし、最大リフレッシュレートは75Hz、応答速度も8ms(オーバードライブ時、GtoG)と遅めなので、そもそも高いフレームレートでのゲームプレイには向かない。

 とはいえ、画面自体はなかなかキレイなので、WQHD・フレームレート60fps前後の設定を許容できるなら、ゲーム用途でもそれなりの満足感がある。そういう場合は「FreeSync」も有用なので、覚えておくといいだろう。

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