CPUに「インテルN100」を採用し、ブラウジングや動画視聴は問題ナシ
MousePro T1-DAU01BK-Aは、OSにWindows 11 Pro(64bit)、プロセッサーに「インテルプロセッサーN100」(以下、「インテルN100」)を採用。メモリーは8GB(LPDDR5-4800)、ストレージは128GB NVMe M.2 SSDを搭載している。メモリーはオンボードで、増設非対応だ。
CPU性能を計測できるベンチマーク『Cinebench R23』では、CPUの1コアあたりの性能(シングルスレッド性能)を測るCPU(Multi Core)は1048pts、CPUの全コアの性能(マルチスレッド性能)を計測するCPU(Single Core)は296ptsとなった。
また、3Dベンチマーク『3DMark』のTime Spyは268、Fire Strikeは888、Wild Lifeは2437、Night Raidは2847となった。なお、Time SpyはDirectX 12での3D性能を見るテストで、Fire StrikeはDirectX 11向けテストだ。Wild Lifeはクロスプラットフォーム向け性能テストで、Android環境などと比較できるように用意されたものだ。Night Raidは、モバイル向けGPUやCPU内蔵GPUを想定したDirectX 12向けテストととなっている。
3Dゲームベンチマーク『ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク』のスコアは、1366×768ドット/標準品質/ノートPCという設定で1798(設定変更が必要)となった。
ストレージベンチマーク『CrystalDiskMark 8.0.4』のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は2318.48MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は1382.83MB/sとなった。
また、総合ベンチマーク『PCMark 10』のTotalは2229というスコアだった。詳細は、アプリ起動速度やビデオ会議、Webブラウジングの性能を測るEssentialsは5184、オフィスソフト性能を測るProductivityが3701、クリエイティブ性能を計測するDigital Content Creationは1569だ。
パフォーマンスの目安としては、ブラウジングや動画視聴は問題なし。オフィス系ソフトは実用的な速度で動作する。3Dゲームは厳しいが、カジュアルゲームなら楽しめる……といったところだ。メモリー容量が少なく、増設もできないので、ある程度用途を絞って利用したい。
学習用PCとしてはもちろん、中~上級者のサブマシンとしても魅力的
MousePro T1-DAU01BK-Aは決して処理性能が高いマシンではない。前述のとおりメモリー容量も少ないので、多くのアプリを切り替えて利用するといった用途にも不向きだ。しかし耐衝撃や防塵を考慮したタフネス性能を備えており、屋外でも安心して利用できる。動画再生で約6時間、アイドル状態で約10時間のバッテリー駆動時間を備えているので、モバイルノートPCとしても利用可能だ。学習用PCとしてはもちろんのこと、スペックを理解している中級者、上級者のサブマシンとしても魅力的な製品といえるだろう。
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