学習用PCといいつつ、モバイルPCとしても魅力的な「MousePro T1-DAU01BK-A」
義務教育を受ける児童のために、ひとり1台の学習用PCを整備する「GIGAスクール」構想。そこには「Chromebook」だけでなく、Windowsを搭載している製品も存在している。今回レビューする「MousePro T1-DAU01BK-A」もそのひとつだ。
スペックはエントリークラスだが、ディスプレー回転型の2 in 1 PCであり、タッチ&ペン操作に対応。学習用PCとして企画・開発されたマシンといいつつ、モバイルPCとしても魅力的な製品に仕上がっている。今回はその使い勝手からパフォーマンスにいたるまで、じっくりとレビューしよう。
「MousePro T1-DAU01BK-A」の主なスペック | |
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ディスプレー | 11.6型(1366×768ドット、グレア)、10点マルチタッチ、パームリジェクション、スタイラスペン対応 |
CPU | インテル「インテル プロセッサー N100」(4コア/4スレッド、最大3.40GHz) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス(CPU内蔵) |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 128GB NVMe M.2 SSD |
無線機能 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5 |
Webカメラ | 前面:200万画素、キーボード上部:500万画素(オートフォーカス、10×10mm QRコード読み取り対応) |
駆動時間 | 動画再生:約6時間 アイドル状態:約10時間(JEITA 3.0)、約10時間(JEITA 2.0) |
インターフェース | USB 3.0 Type-A×2、USB 3.0 Type-C×1(PD対応、画面出力に対応)、HDMI出力×1、microSDカードスロット、4極ヘッドホン/ヘッドセット端子×1 |
サイズ/重量 | 幅287.2×奥行199×高さ19.9mm(折りたたみ時)/約1.29kg |
適合規格 | MIL-STD-810H(落下)、IP5X(防塵) |
OS | Windows 11 Pro(64bit) |
直販価格 | 8万3600円 |
ディスプレー360度回転型の本格2 in 1 PC、スタイラスペンは標準で同梱
MousePro T1-DAU01BK-Aは自由度の高いヒンジ機構により、ディスプレーを360度回転可能な2 in 1 PC、ノートPC、タブレット、テントなどさまざまなスタイルに変形可能で、多彩な用途に対応できる。携帯性にも優れており、本体サイズは幅287.2×奥行199×高さ19.9mm(折りたたみ時)、重量は約1.29kg。米国軍用調達規格「MIL-STD-810H」(落下)と、IP5X(防塵)に対応しており、ラフに扱えるタフネス性能も売りだ。
ディスプレーは11.6型FWXGA液晶(1366×768ドット、10点マルチタッチ、スタイラスペン対応、パームリジェクション、グレア)を採用。サウンド機能はステレオスピーカー、デュアルアレイマイクを内蔵。4極ヘッドホン/ヘッドセット端子も用意されている。
MousePro T1-DAU01BK-Aのボディーは強化プラスチック製。机からの落下を想定した「MIL-STD-810H」の落下試験(75cm)や、IP5Xの防塵規格をクリアー。ベゼルの狭い一般的なノートPCよりも、落下したときに破損する可能性は低いはずだ。また3年間センドバック修理保証が提供されているので、万が一の故障時にも手厚いサポートを受けられる。
さまざまな周辺機器を接続するためのインターフェースは豊富に用意。USB 3.0 Type-C×1、USB 3.0 Type-A×2、HDMI×1、microSDメモリーカードスロット×1、3.5mmコンボジャック×1を装備している。USB 3.0 Type-Cは外部ディスプレーへの映像出力と、USB Power Delivery対応充電器やモバイルバッテリーからの給電に対応。HDMI端子は、テレビやプロジェクターに映像出力する際に重宝するはずだ。
キーボードは85キーの日本語配列。最上段にはミュート、ボリューム、ディスプレー切り替え、輝度、設定、再生/一時停止、タッチパッドオンオフ、スリープなどの機能キーをFnキー同時押しで利用可能。もちろんファンクションキーとしても利用できる。日本語変換やアプリでファンクションキーを多用するユーザーにはうれしい仕様だ。
スタイラスペンは、MousePro T1-DAU01BK-Aは標準で同梱している(ほかのタブレットPCや2 in 1 PCでは別売のこともある)。ノートPCとしてはめずらしい装備が、充電対応の専用ホルダー。右側面にホルダーを装着しておけば、ペンを収納すると同時に充電がスタートする。こまめにペンをセットしておけば、充電を意識することなくいつでもメモ書き、イラスト作成、注釈記入などにペンを利用できるわけだ。
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