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カラバリ違いでも楽しい! 「Nothing Phone (2a) Special Edition」を通常版と比較した

2024年07月28日 12時00分更新

スペックは通常モデルと共通
もちろんカメラ性能も画質良し

 それでは、Phone(2a)の基本性能を紹介しましょう。プロセッサーはMediaTek Dimensity 7200 Pro(最大2.8GHz)。ミッドレンジ向けのチップですが、Phone(2a)に最適化されており、操作性は快適。メモリーは12GBでストレージは256GB。通常モデルは8GB+128GBモデルも選べますが、Special Editionは12GB+256GBの組み合わせのみです。

Nothing

「Geekbench 6」でベンチマークを測定した結果。ミッドレンジとしては上場のスコアだ

Nothing

仮想メモリーを拡張できる機能も備えている

 ディスプレーは6.7型の有機ELで、解像度は2412×1084ドット。リフレッシュレートは最大120Hzで、30~120Hzの自動調節に対応。タッチサンプリングレートは最大240Hzなので、ゲームを楽しむにも十分な性能といえます。

Nothing

ディスプレーは明るく、視認性も良好

 アウトカメラはメイン(5000万画素/F値1.88)+超広角(5000万画素/F値2.2)。メインカメラには1/1.56インチの大型センサーを採用し、オートフォーカス、光学式と電子式の両方の手ぶれ補正にも対応。

 Phone(2a)の通常モデルをレビューした際に、結構キレイに撮れるなぁと思ったのですが、今回、Special Editionであらためて撮影しても画質の良さを実感できました。ナチュラルで、すっきりとした色で写るのがいいですね。

Nothing

5000万画素のデュアルカメラを搭載。カメラのスペックも通常モデルと同じだ

Nothing

映える料理写真も撮れる

Nothing

ポートレートの背景は、いい感じでボケる

 バッテリー容量は5000mAhで、45Wの急速充電に対応。ただし、充電器は同梱されていません。防水・防塵はIP54。雨に濡れる程度なら心配はないけれど、お風呂にドボンと落としたときは要注意といったところ。通常モデルと同じく、おサイフケータイにも対応しています。

Nothing

本体にFeliCaマークはないが、背面パネルのカメラの左上あたりにFeliCaが搭載されており、おサイフケータイを利用可能

Glyph Interfaceのカスタマイズや
ChatGPTとの連携も便利

 Nothing Phoneの特徴として、背面に搭載されたLEDが光る「Glyph Interface」が挙げられます。Phone(2a)は上位モデルのPhone(1)、Phone(2)よりもLEDが少なく、カメラ周辺部しか点灯しません。それでも、着信音によって点滅パターンが変わり、「Glyph Composer」というアプリでオリジナルの着信音と点滅パターンを作ったりできるのも楽しいポイント。

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光るのは、この3ヵ所

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多彩な用途に使えるGlyph Interfaceはカスタマイズ可能

Nothing

オリジナルの着信音の作成も簡単

 ホーム画面は、先に挙げた「スペシャルエディションカラー」に設定するほかに、すべてのアイコンをモノトーンにすることも、本来のカラーで表示させることも可能。AIで自分好みの壁紙を作れる機能も楽しめます。

Nothing

Nothing Phoneとしてはデフォルトのモノトーンのホーム画面にしたり、アイコンがカラーで表示される一般的なホーム画面にもできる。また、ホーム画面はモノクロ、アプリ一覧画面はカラーといった設定も可能だ

Nothing

AIがユーザー好みの壁紙を生成してくれる機能も搭載

 Phone(2a)の発売時には搭載されておらず、アップデートでの対応となった「ChatGPT」との連携機能も最初から対応していました。使い方は簡単。「ChatGPT」アプリをインストールするだけ。ウェブからテキストやスクリーンショットなど、素早くChatGPTに送信して、知りたいことを調べられる仕組みです。

Nothing

ウェブページのテキストの一部をコピーして、ChatGPTに問いかけるといった作業が素早くできる

Nothing

スクリーンショットを撮って、テキストを添えてChatGPTに送信することも可能。スクショすると消えてしまったのだが、左の画像の右下にはポップアップメニューが表示されていて、そこからChatGPTを選択する

 ワイヤレスイヤホンの「Ear」もChatGPTに対応しているので、あわせて使うとイヤホン装着時は音声で調べることもできます。今回は、イエローのEar(a)と接続させて使ってみましたが、色のバランス的にも、Nothing Phone (2a) Special Editionとの相性がいいですね。

Nothing

Nothingのワイヤレスイヤホンと接続するための「Nothing X」アプリもプリインストールされている。音声でChatGPTを使う設定は同アプリでする。ちなみに、Ear(a)の価格は1万1840円

【まとめ】コスパがいいので、イヤホンも買っちゃうのもアリかも!?

 Nothing Phone (2a) Special Editionの価格は5万5800円(通常モデルも同価格)。基本性能はミッドレンジですが、デザインの満足度は非常に高く、カメラも結構よくて、おサイフケータイにも対応。さらに、ChatGPTを使っている人にも便利。コスパはかなり良さげです。

 ついでに、Nothingのワイヤレスイヤホンも買って、統一された世界観を楽しむのもアリ。Special Editionは単なる追加色ではありますが、Nothingの勢いを加速する1台となりそうです。

「Nothing Phone (2a)」の主なスペック
ディスプレー 6.7型有機EL(20:9) 120Hz対応
画面解像度 1084×2412
サイズ 76.32×161.74×8.55mm
重量 190g
CPU MediaTek Dimensity 7200 Pro
2.8GHz(8コア)
内蔵メモリー 8/12GB
内蔵ストレージ 128/256GB
外部ストレージ ――
OS Android 14(Nothing OS 2.5)
対応バンド 5G NR:n1/3/5/7/8/20/28
/38/40/41/66/77/78
LTE:1/3/4/5/7/8/18/19/20
26/28/38/39/40/41/42/66
W-CDMA:1/4/5/6/8/19
4バンドGSM
無線LAN Wi-Fi 6
カメラ画素数 5000万画素+5000万画素(超広角)
イン:3200万画素
バッテリー容量 5000mAh(45W対応)
Qi ×
NFC/FeliCa ○/○
生体認証 ○(画面内指紋、顔)
SIMスロット nanoSIM×2
防水/防塵 △/△(IP54)
USB端子 Type-C
イヤホン端子 ×
カラバリ ブラック、ミルク、Special Edition(12/256のみ)
価格 4万9800円(8/128)
5万5800円(12/256)
 

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