山根博士のグロスマレビュー
Nothingの最新スマホ「CMF Phone 1」は背面カバー交換でスマホにワクワクを取り戻した!
2024年07月27日 12時00分更新
シンプルだから手軽に使えるカメラ
CMF Phone 1のカメラは前述したように実質5000万画素1つのシングル構成だ。超広角が無いのが若干不便に感じられるものの、凝った写真を撮らないのであれば十分だろう。また望遠側はデジタル2倍程度なら十分な画質だ。
カメラのユーザーインターフェースはNothing Phoneと同じだ。モードは「スローモーション」「動画」「写真」「ポートレート」「もっと」の5つ。ナイトモードは写真モードであたりが暗いと自動的にONになる。写真はデジタルで最大10倍までに対応、ビデオは4K 60fps撮影までに対応する。簡単な設定は画面右上の縦三点リーダーからクイック設定を呼び出せる。
以下は簡単な作例だ。カメラの撮影モードは標準では1200万画素となり、5000万画素撮影する際はクイック設定で12MPから50MPへと切り替える必要がある。
今回は香港の街中で撮影してみた。やはり風景を撮るときは超広角が欲しくなるが、そのあたりは被写体から1歩引いて取るなど工夫をすればいいだろう。マクロはないものの、10cm程度までは寄れるので、食事の写真も大丈夫だろう。
【まとめ】Nothingの世界観を味わえる入門モデル
技適もあるし日本への導入を期待できそうだ
スマートフォンにワクワク感を取り戻すというNothingの製品に対し、CMFの製品はカラフルかつカジュアルな素材を使って仕上げている。CMF Phone 1は性能こそミドルレンジのスマートフォンながら、ライトユースには十分な性能を備えて価格を抑えた。
それだけではなく他社のミドルレンジモデルとは異なり、購入後もパネル交換などで自分好みのスタイルにカスタマイズできる。これまでのミドルレンジにない魅力があり、Nothingの世界観、価値観を体験できる入門モデルという位置付けだ。技適もあるので、日本市場への投入も期待したい。
| 「CMF Phone 1」の主なスペック | |
|---|---|
| ディスプレー | 6.67型有機EL LTPO 120Hz対応 |
| 画面解像度 | 1080×2400 |
| サイズ | 約77×164×8mm (ヴィーガンレザーは9mm) |
| 重量 | 197g(ヴィーガンレザーは202g) |
| CPU | MediaTek Dimensity 7300 |
| 内蔵メモリー | 8GB |
| 内蔵ストレージ | 128/256GB |
| 外部ストレージ | microSDXC(最大2TB) |
| OS | Android 14(Nothing OS 2.6) |
| 対応バンド | 5G NR:n1/3/5/7/8/20/28 /38/40/41/66/77/78 4G LTE:1/3/4/5/7/8 /20/28/38/41/66 W-CDMA:1/4/5/8 4バンドGSM |
| 無線LAN | Wi-Fi 6 |
| カメラ画素数 | 5000万画素+測位センサー イン:1600万画素 |
| バッテリー容量 | 5000mAh(33W対応) |
| Qi | × |
| NFC | × |
| 防水/防塵 | ×/△(IP52) |
| 生体認証 | ○(画面内指紋) |
| SIM形状 | nanoSIM×2 |
| USB端子 | Type-C |
| イヤホン端子 | × |
| カラバリ | ブラック、ライトグリーン、ブルー、オレンジ |
| 価格 | 199ドル(8/128、米国価格 税抜) |
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