突然、大量の詐欺メールが届き始めた私のメルアド!
ASCII.jpのYouTubeチャンネル特番からスピンアウトした「思わずヒヤッと/ホッとした、ネットにまつわる怖い話」を紹介する連載第39回。
今回は「増加するフィッシングメールにモヤモヤヒヤリ」というお話をお届けします。
理由は不明? 急増するフィッシングメールにヒヤリ!
最近、私のメールアドレスに届くフィッシングメールが急増しました。
以前は1週間に1件ほどだったのですが、今では月の半ばでもう10件を超えています。何がきっかけなのはまったくわからずヒヤリと言うか、首をひねっています。
今回のヒヤリ案件は、フィッシングメールが急激に増加していると感じている方のお話です。フィッシングメールの被害はここ数年、まったく衰える気配がありません。メールアドレスによっては、連日連夜怒濤のごとく送られてくることだってあります。
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機械的にフィッシングメールを無視、もしくは削除している……という人も少なくないかもしれません。確かに、フィッシングメールに対しては、そのメール本文の内容に動じることなく無視することこそが最善の対応です。
フィッシングメールのターゲットになるメールアドレスは、何らかの理由で漏洩してしまったものを第三者が入手、悪用するというパターンが一般的です。今回のお話では、これまでほとんどフィッシングメールが送られてこなかったメールアドレスにもかかわらず、突然増えたとのこと。
実はこのところ、フィッシングメールが増加しているという情報があります。フィッシング対策協議会の調査によると、2024年5月のフィッシング報告状況における報告件数が前月より3万6923件も増加して、14万3680件に上りました。この件数は、同協議会で集計を開始して以来、3番目に多い件数のようです。また増加件数も史上2番目の勢いでした。
この報告件数の急増について同協議会は、「今までフィッシングメールを受け取ったことがなかったメールアドレスに最近フィッシングメールが何通も届くようになった、という報告を多数受領している」とコメントしています。
そしてその理由として、「新たな大量漏えいデータをもとに配信が開始された可能性がある」としています。どこからどんな理由メールアドレスが漏えいしたのかは不明ですが、今回の投稿者さんもおそらくこの「新たな大量漏えい」が1つの原因になっている可能性がありそうです。今後はフィッシングメールにさらなる警戒が必要になるでしょう。
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