週刊アスキー

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油あげで作るなんちゃってうなぎです。

200円で作る「蒲焼風」の丼。うなぎのタレがあればおけまる

2024年07月24日 11時00分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

蒲焼さん太郎ではありません

 ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。今年の“土用の丑”は、7月24日と8月5日。みなさん、うなぎは召し上がりますか?

 召し上がる方。ええ、ええ。いいと思います、縁起ものですからね。ところで、平賀源内が「土用の丑の日はうなぎ」と言い始めたのは、もともとうなぎは夏に売れなかったから当時で言うPR戦略だった、なんて話がありますよねー。

 ……なにを言いたいかというと、うなぎ、うらやましいです。やっぱりちょっとお高いし、丑の日当日ともなるとスーパーでも争奪戦だし、お店も混んでるし、なかなか踏み切れません。

 そんな、私のように「うなぎが好きだけど躊躇しちゃう」人におススメの、お安くうなぎの蒲焼気分を味わえちゃう(!?)レシピをご紹介。

油あげで簡単。うなぎの蒲焼を再現!?

 油あげの「昔あげ」などを手掛けるアサヒコのPRの方から教わったレシピです。

 「油あげにうなぎのタレを絡めてトースターで焼く」。

 これだけでうなぎの蒲焼風になるんだとか。実際に試してみました。

油あげを用意

うなぎのタレも

 用意するのは、油あげと、うなぎの蒲焼用のタレ。

どぼっと

 最初に、油あげにうなぎのタレをかけて絡めます。

染み染みに

 この時、油あげの両面にまんべんなくタレを染みこませると、蒲焼レベルが上がりそうでした(味がまばらだと残念なので)。

トースターへ

 トースターで5分程度焼きます。私は表面をパリッとさせたかったので、トースターとしてはやや高めの230℃の温度設定で焼いてみました。

めちゃいい香り!

 このように、こんがりと仕上がりました。ご飯に盛り付けて、山椒を添えて出来上がり。

見た目はまるで、はみ出る程のうなぎ!?(イメージが大事です)

うなぎのタレの味を堪能できる

 では、いただきます!

甘辛くて、和のジャンクメシ

 タレが染み染み、パリッと焼きあげた油あげは、ご飯が進む味わい。タレが足りないと感じる人は追いがけしてもいいでしょう。

 甘辛さと油あげ自体の自然な甘さも相まって、そそるのにしっとりうまい「和のジャンクメシ」といったところでしょうか。

 うなぎのタレが油揚げにこんなに合うなんて! 試したことなかったので意外な発見でした。

山椒も合う

 香ばしくてメシとしておいしいです。山椒をかけると、ピリリとしたアクセントになって、これまた合う。

 ただし、残念ながら“うなぎ感”はありません。食べても、食べても、そこにうなぎはいないのです。

 どこまでいっても、「うなぎのタレが染み込んだ蒲焼風の油あげ丼」なのです。うなぎ不使用(!)なので、そりゃそうでしょう。最初からうなぎを望んではいけないのです。

 一方で、うなぎのタレの味を十分に堪能できるのがうれしい発見でした。

うなぎのタレが余ってしまった時の使い道としてもいいかもしれない

 「うなぎそのものよりうなぎのタレがかかったご飯が好き」という過激派の意見を稀に聞くことがありますが、さすがにタレだけだと味気なさ、というか、「人としてこれでいいのか」という背徳感を感じてしまいそうなところ、油あげが主体なのでお天道さんの下でも胸を張って食べられます。

 うなぎのタレの味を気負わず楽しみたい時に、打ってつけのレシピでしょう!

ひとり分200円以内で作ることができる

 油あげなので、材料費もお安いのがうれしいポイント。

 油あげは分厚いタイプでも、2枚150円以内のものが多いですよね。うなぎのタレも小さいタイプのものは200円以内で売っていて、一度に使う量だと数10円程度。ご飯や山椒も数10円(@ひとり分)だと見積もると……。

(概算)
・油あげ 75円(2枚150円程度)
・うなぎのタレ 数10円
・ご飯  数10円
・山椒  数10円

 ひとり分200円以内程度で「蒲焼風」の丼を作ることができます。

 今回のレシピは、トースターで油あげを焼くだけでとにかく簡単。うなぎはなくとも、うなぎのタレの味をしっかり楽しみたい時に。また、うなぎ用にタレを買ったけど、余ってしまった時にオススメです。

 なお、今回参考にしたアサヒコの公式レシピはこんな感じ。

ーーー


■アサヒコ「昔あげ」を使用したレシピ

<材料>
昔あげ(きざみ)、うなぎのタレ、山椒、ご飯

<作り方>
1.昔あげ(きざみ)にうなぎのタレを絡める
2.トースターで約5分焼く
3.ご飯にのせて山椒をかける

「昔あげ」で作る うな重風

「昔あげ」で作る ひつまぶし風

 「昔あげ」は国産大豆使用の油あげで、ふっくらと厚みがあるため、タレをしっかり吸ってくれます。また、あらかじめ刻んである「昔あげきざみ」を使用すると、ひつまぶし風も手軽にできるそうですよ!  土曜丑の日を“うなぎ”に縛られず、アイデア次第でいろいろ試してみるのもアリ。

 

ナベコ

酒好きご飯好きのライター、編集者。
♪アスキーグルメでおいしい情報発信中♪

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