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高速読み書きで大量のファイルを気軽に持ち運ベる

Macでも安心して使えるポータブルSSD「Crucial X9 Pro for Mac」

2024年08月02日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII.jp編集部
提供: マイクロンジャパン

MacだけでなくiPhoneでも活用

 本製品をMacBook Airへ接続すると、当たり前のことだが即認識してくれる。macOSの「ディスクユーティリティ」で、フォーマットを変更でき、FileVaultボリューム暗号化にも対応。持ち運んだ際に誤って紛失したとしても、中身を見られる可能性は非常に低く、macOSの暗号化機能なので別途アプリを導入する必要もない。

APFS形式(暗号化)を選択すると、ボリュームを暗号化できる

暗号化設定時にパスワードを設定する

暗号化したときの読み書き速度を「AmorphousDiskMark 4.0.1」で計測した結果。暗号化する分、若干速度が落ちる

 また、APFS形式でフォーマットされているメリットとしては、「Time Machine」が利用できること。Time Machineで使うストレージとして登録すれば、定期的にバックアップを取ってくれ、いつでも過去の状態に復帰できる。

Time Machine用のストレージとして設定

定期的にバックアップを取ってくれる

 さらに、iPhone 15以降であれば、USB Type-C端子なのでそのまま付属のケーブルで差して利用できる。写真や動画を吸い出すだけでなく、iPhone 15 ProやPro Maxであれば、ビデオ撮影でプロ画質に保存できる「ProRes」形式を選択すると、直接本製品へ保存できるようになる。これにより、ファイル移動の手間もなく、作業用マシンへ差し替えるだけで編集作業ができ、非常に作業効率がぐんとよくなる。

設定アプリの「カメラ」にある「フォーマット」で「Apple ProRes」を有効にすると、ビデオ撮影で利用できる

Crucial X9 Pro for MacをiPhoneに接続すると、ファイルアプリで認識されているのを確認でき、ファイルのコピーなどができる

あとはカメラアプリでビデオ撮影すれば、自動的にCrucial X9 Pro for Macで保存できる。Apple ProRes形式での直接保存は、ストレージ性能が要求される

 一方で、Mac上でWindowsを実行する仮想化ソフト「Parallels Desktop 19 for Mac」を利用している人も少なくないはず。その場合は、APFS形式がWindowsでは認識できないため、汎用的なexFATでフォーマットにする必要がある。Windows環境でも利用したいというのであれば、exFATでフォーマットしよう。ちなみに、exFATであればmacOSでもiPhoneでも問題なく認識し利用できる。

「ディスクユーティリティ」でexFATにフォーマット

Parallels Desktop 19 for Macの右上にあるUSBアイコンをクリックし、本製品を選択

最初はアラートが表示され「許可」を選択する。「常に許可」にすれば、アラートは表示されなくなる

Windows上で認識される。macOSに戻ると、自動的にWindows上では接続解除され、macOS上で自動的にマウントされる

Parallels Desktop 19 for MacのWindows上で「CrystalDiskMark 8.0.5」を実行した結果。macOS上で計測したアプリとは違うものの、シーケンシャルリードは1000MB/秒を切った

大容量モデルも用意

 今回お借りした製品は1TBモデルだったが、2TBと4TBモデルも用意されている。それぞれ実売価格は、1万9500円前後、3万2000円前後、5万7000円前後となっており、作業内容と予算に合わせて選択してほしい。とにかくコンパクトで軽く、持ち運びやすいうえ、使い勝手もいい本製品。クリエイティブな作業をしている人にはぜひ活用してもらいたい。

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