●戦闘は見切りと畳みかけの切り替えが快感!
「抑圧と解放」を謳った戦闘「フーディシステム」では、敵の攻撃を見切って回避してからカウンターに転じるバトルスタイルがとても新鮮だった。
抑圧状態で敵の攻撃を受けると、当たり判定の寸前にスローモーションになる。この状態で回避ボタン(PS5版はR1ボタン)を押し続けると魔法陣のようなゲージが現れ、敵の攻撃を無傷で回避できる。
回避したら「解放」して攻撃に転じよう。解放中は時間経過でMPを消費するほか、スキルを使うたびにMPが減る。MPが空になると「抑圧」状態になってしまうので、また回避してMPを回復しよう。
この抑圧状態でMPを溜め、解放状態でMPを使って攻撃するサイクルが非常に気持ち良い。攻撃しつつ敵の動きをよく見て、敵の攻撃に合わせて抑圧モードに変えてスローモーション回避。MPを回復できたら再び解放モードで攻撃していく。
いわば自分で「戦闘をコントロールしてる」実感を得られるのが、気持ち良いポイントだと思った。
戦闘中に使える「魔法スキル」は2種類まで装備可能。敵を追尾する剣の遠距離魔法や、魔力の衝撃波をたたき込む力技などその種類はさまざま。強化すると威力や攻撃弾数が上昇する。
新たな魔法は街中に描かれた「ウィザート(ウィザード+アートのゲーム内造語)」を調べると習得できる。ウィザートは多く見かけるが、習得するための条件は厳しいものが多く、序盤からガンガン新しい魔法を習得することはできない。
戦闘時は最大3人の仲間から操作キャラをワンボタンでチェンジ可能。連携のように攻撃を繋げたり、HPやMPが少なくなってきたら仲間に切り替えるなど、戦略の立てがいがある。
●【まとめ】キャラの心情や背景描写が重めで◎
物語はややダークかつ重めで、抑圧された魔法使いの不満や、魔法を使えない一般人の劣等感、逆に魔法を使えることを特権階級のように感じているキャラクターなど、「負の心理描写」を濃い目に描いていると感じた。
対して戦闘は抑圧からの解放という流れができており、「相手のターンは回避に専念だ……」からの「さぁこっちのターンだぜぇぇぇ!」というテンションの浮き沈みが自然とあって、とても触り心地が良い。
街中の探索はややスピード感に欠けるものの、マップからファストトラベルが使えるのでそれほど苦にはならない。一点だけ挙げるなら、サブクエストで目的地を示すアイコンが1個しか表示されない点がやや不便に感じた。
まだまだゲームの序盤までしか触れられていないが、ダークな物語性と戦闘面の爽快感は折り紙付き。体験版が2024年7月24日23時59分まで配信中なので、本作の一端に触れてみてはいかがだろうか。
【ゲーム情報】
タイトル:REYNATIS/レナティス
ジャンル:アクションRPG
販売:フリュー
プラットフォーム:Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4
発売日:2024年7月25日予定
価格:
通常版:8778円(パッケージ/ダウンロード)
数量限定リベレーションBOX:1万3948円(パッケージ)
リベレーターズエディション:1万3860円(ダウンロード)
プレイ人数:1人
CERO:C(15歳以上対象)
© FURYU Corporation.
※ 画像はすべて開発中のものです。内容・仕様は製品版と異なる場合があります。
※ 『レナティス』はフリューの商標または登録商標です。
※ Nintendo Switch は任天堂の商標です。
※ “PlayStation”は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの登録商標または商標です。
※ そのほか記載されている会社名、製品名、サービス名などは、それぞれ各社の商標または登録商標です。
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