週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ジェネリックペンの選び方

【活用提案】「Apple Pencil」は高すぎて手が出せないときはコスパに優れた「ジェネリックペン」が狙い目

2024年10月02日 13時00分更新

 Apple Pencilは、ペンデバイスという周辺機器の割には価格がけっこう高めなのが難点だ。iPadでペンを使いたいけど、できるだけリーズナブルに購入したいという人は、サードパーティー製のペンデバイス、いわゆる「ジェネリックApple Pencil」(以降、「ジェネリックペン」)を検討する手もあるだろう。

 しかし、ジェネリックペンはとにかく種類が多く、価格も機能もバラバラ。ショッピングサイトの説明を見ても性能の違いがよくわからず、どれを選んだらいいか迷ってしまう。でも、いくら安価だからといって、変な製品はつかみたくない。

 そこで今回は、ジェネリックペンを選ぶ際のポイントについて紹介していこう。

ジェネリックペンの多くは筆圧検知に非対応

 Apple Pencilは、上位モデルでは2万円を超えるけっこう高価なペンデバイスだ。これは、アップルのブランド力というだけではなく、技術的に高度な機能が搭載されているためでもある。その代表が「筆圧検知」だ。

 iPadには、Apple Pencilの動きを正確かつ高速に追跡するための特殊なタッチセンシティブディスプレーが搭載されており、iPadはApple Pencilの位置を毎秒240回スキャンしている。このスキャン速度は、指で入力するときの2倍。これにより、Apple Pencilの傾きや位置を正確に検知し、Apple Pencilならではの書き味を実現しているのだ。

 一方、筆圧検知はディスプレー側ではなく、ペン側に搭載されたセンサーで対応する。ペンの先端には圧力を検知するセンサーがあり、そのデータをiPadに送信しているのだ。つまり、筆圧検知機能を省略すれば、そのぶんコストを削減できるというわけだ。

Apple Pencilのペン先を外すとセンサーがある。この部分で圧力を感知してiPadへ送信している。このように、筆圧検知はペン側にセンサーを搭載する必要がある。

 ほとんどのジェネリックペンに筆圧検知機能が搭載されていないのは、このような理由からだろう。実際、筆圧検知機能が省かれた「Apple Pencil(USB-C)」の価格も抑えられている。

 ただし、筆圧検知が使えないということは、イラストやマンガを描くことを主目的とする人ならば、選択肢から除外したほうがいい。逆に、メモを取るといったことが主目的であれば、ジェネリックペンは有力な選択肢となる。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事