サムスンが2024年2月のMWC Barcelona 2024(スペイン・バルセロナ)でチラ見せした指輪型のデバイス「Galaxy Ring」が正式に発表された。一足お先に触ることができたので、指輪としての装着感など、ハードウェアの外観を中心に紹介しよう。
サイズも豊富な指輪型ウェアラブルが登場!
Galaxy Ringは指輪のように指に装着することで、心拍数などの生体データや活動量測定、さらに睡眠状態を計測することのできるアクティビティートラッカーとして使えるデバイスだ。指の大きさに合わせて9種類のサイズが提供され、好きな指に装着して使うことができる。
Galaxy Ringの内側には3つのセンサーがあり、それぞれが生体データなどを測定できる。バッテリーの持ちは約7日間とのこと。今回はスマートフォンとの連携はせず、リング単体で撮影をした。
Galaxy Ringの幅は1cm以下であり、指輪としてはやや太いものの、違和感を覚えるほどのサイズでもない。センサーの裏側には突起があり、この部分を指の下側に向けて早着する。センサーが肌を通して生体データをより正確に取得するためには、センサー部分を指の裏側に触れさせておく必要があるようだ。
内側の3つのセンサーはわずかに出っ張っており、指にきっちりと早着することで肌にしっかりと接触するようになっている。装着してみたが、センサーの突起が気になることはなかった。ちなみにGalaxy Ringを装着した指を使い、つまむような操作を2回繰り返すとペアリングしたスマートフォンのカメラのシャッターを切ることができる。スマートフォンとの連携操作も考えた設計となっているのだ。
個人的には人差し指につけるのが一番使いやすいと感じたが、もちろんどの指でもいい。購入時はあらかじめ9種類のサイズのプラスチック製リングで自分の指のサイズを測定し、そのサイズのリングを受領することになる。
充電ケースは透明でちょっとしたアクセサリーのようなデザインだ。正面にはサムスンのロゴも見える。
充電はUSB Type-Cケーブルを使う。後方にケーブル端子を備えている。
ケースを開くとGalaxy Ringが現れる。まるで本物の指輪のケースを開けるように使うことができる。リングの周りには通知用のライトが内蔵されている。
Galaxy Ringの充電はワイヤレスだ。ケース内部の充電部分はGalaxy Ringの内側の3つの突起に合わせて欠き取りがあり、Galaxy Ringが正しい位置にはめこめる形状になっている。
本体のカラバリはここまで紹介したチタニウムシルバーに加え、チタニウムブラックとチタニウムゴールドの3色展開となる。ゴールドは光沢感のある表面仕上げとなっている。
Galaxy Ring内側のマイクロセンサーも紹介された。9つのサイズごとにフレキシブル基板の上にセンサーを並べ、これをリングの内側に配置している。
Galaxy Ringはサムスンのヘルスアプリと連携して使用する。サムスンはスマートウォッチ「Galaxy Watch」シリーズで睡眠状態の測定・管理も強化しているが、常に指に装着したまま使えるGalaxy Ringの登場で、ユーザーはより自分の健康状態を把握しやすくなるだろう。
指輪型デバイスは、最近ではNFCを内蔵した支払もできるタイプに人気が集まっているが、健康管理を手軽にできるアクティビティートラッカーとしての製品にも需要はあるだろう。Galaxy Ringの日本投入は現時点では未定だが、ぜひ発売してほしいデバイスである。
Galaxy Ring | ||
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素材 | チタニウム | |
サイズ | 幅7.0mm、厚さ2.6mm | |
重量 | 2.3~3g | |
サイズ | 9種類(5~13) | |
カラバリ | チタニウムブラック、チタニウムシルバー、チタニウムゴールド | |
バッテリー | 18mAh(サイズ5)~23.5mAh(サイズ13) | |
クレードルバッテリー | 361mAh | |
使用法 | 7日間駆動、満充電まで80分 | |
メモリー | 8GB | |
Bluetooth | 5.4 | |
防水性能 | 10ATM/IP68 | |
センサー | 加速度、心拍、体温など |
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