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ヒョンデのコンパクトEV「KONA」はサイズも走りも日本の道路事情をよくわかっている

2024年07月07日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●新 唯(@arata_yui_)編集●ASCII

シンプルだけど近未来的な車内

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 次は後席をチェック。「見た目より広いですね」と唯さん。確かに足元も広く、外観から想像するよりも天井は高め。パッケージングの勝利を感じます。取材車は最上位グレードということもあり、シートヒーターに2系統のUSB Type-C充電ポート、さらにAC100V出力も用意されているので機能的に大満足です。乗降性も上々ですが、サイドステップが外に出ているため、雨の日だと裾が濡れてしまうかも。

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 運転席に座った唯さん。「良い意味でシンプルですね」との評。そして「シフトってどこで切り替えるんですか?」と、センターコンソールを見て探します。ロータリー式のシフトセレクターと知るや「え? コレですか?」と驚きの表情をみせます。

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 メーターパネルは、イマドキのクルマらしくフルLCD。ですが「メーターパネルが近未来的ですね」と思わせるところが、ヒョンデ・デザインチームのすごいところ。そしてウインカーを動かすと、その方向の後方が映し出されます。「これは便利ですね。他のメーカーもやってほしいですね」と機能的なウインカーに驚かれていました。

 ASCII.jp的にはUSB Type-Cとワイヤレス充電対応にニッコリ。Apple CarPlayとAndroid AUTOに対応していますし、機能面で不足はありません。

やや柔らかい足周りで乗り心地も良し

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 実に穏やかな1台で、乗り心地は少し前のトヨタに似た雰囲気。逆にいえば日本の道やドライバーの好みに合わせたチューニングがなされているといえそうです。よって「これが400万円以下というのは驚異的ですね」と唯さんは目を大きく見開きます。

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 電気自動車で課題になるのが回生ブレーキ。アクセルを抜いた時に少しでもエネルギー回収をしたいがために、急減速するクルマは多いです。ですが、KONAはパドルで回生量の調整が可能ですから、自分好みのセッティングができます。さらにワンペダル動作にも対応しています。唯さんはワンペダルには不慣れですが「慣れれば街乗りで有効でしょうね」とコメント。

 書き手としては、不満がないのが不満と言いたくなるほどの真面目なクルマ。「確かによくできているし、パワーも十分」なのですけれど、クルマにはどこか個性が欲しいかなと。人間って、つくづく欲深い生き物です。

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 仕事キッチリで細かいところにも気配りが行き届いているし、信じられないプライスですから、普段使いにはピッタリ。「日常的な使い方に便利な1台だと思います」と、唯さんだけでなく、同行した誰もが思ったのでした。

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モデル紹介――新 唯(あらた ゆい)

 10月5日栃木県生まれ。ファッションモデルとしての活動のほか、マルチタレントを目指し演技を勉強中。また2022年はSUPER GTに参戦するModulo NAKAJIMA RACINGのレースクイーン「2022 Moduloスマイル」として、グリッドに華を添えた。

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