X-500(JN-IPS24X500FR-H-C6)をレビュー
500Hzディスプレーの実力を14900KF&RTX 4090搭載PCで絞り出す! 合計約80万円でロマンを追求
一般的に、ゲーミングPCは「なめらかな画面描画を実現できる」とされている。これは高いグラフィックス描画能力により、1秒あたりの画面描画回数(フレームレート)が増えるためで、必然高性能なスペックが必要となる。
ただし、実際にフレームレートが60fps(1秒あたり60コマの画面描画)を超える映像を表示するためには、ゲーミングディスプレーを組み合わせなければならない。なぜかと言えば、描画された画面を表示するディスプレー側にも1秒あたりの画面更新回数(リフレッシュレート)があるからだ。
近年のゲーミングディスプレーのリフレッシュレートは、144Hz(1秒あたり144回の画面更新)や240Hz(1秒あたり240回の画面更新)のモデルが多い。さらに、これを上回るようなスペックの液晶パネルを採用するモデルも増えてきている。
JAPANNEXTの24.5型ゲーミングディスプレー「X-500」(型番:JN-IPS24X500FR-H-C6、以下X-500)も、そんなハイリフレッシュレートな最新製品の1つで、なんと最大500Hzを実現している。IPSパネルを採用したディスプレーとしては、現時点ではトップクラスだ。
とはいえ、実際のところ、人間の目と脳が認識できるのはせいぜい200Hz程度までとされている。……のだが、FPSなどの競技系ゲームの一流プレイヤーの中には、もっと上のリフレッシュレートを体感できる人もたしかに存在する。
本稿ではJAPANNEXTからX-500の製品サンプルをお借りし、製品の外観や特徴、実際にハイエンドゲーミングPCを使った500Hz動作時のインプレッションなどを紹介する。
狭額縁設計でコンパクト、背面にはRGB LEDを装備
X-500の本体サイズは、スタンド込みで約557(W)×190(D)×355~495(H)mm。パネルサイズは24.5型と、ゲーミングディスプレーとしては平均的な大きさだ。
パネル部分は狭額縁設計を採用。上辺および左右辺のベゼル幅は約1.6mm、非表示領域は約4mmで、外見的には同じパネルサイズのディスプレーよりもややスリムな印象を受けた。
また、ゲーミングディスプレーらしく、背面にはRGB LEDを内蔵。起動時はマルチカラーで発光する。LEDのアリ・ナシは好みが分かれると思うが、消灯もできるので安心してほしい。
背面と壁が近いような環境では、間接照明効果で良い感じにぼんやり光ってくれる。ただし、発光パターンはカラーグラデーションのみとなっており、単色発光や発光パターンの変更はできない。
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